庭の立水栓について

こんにちは。Larkです。

本日は、YouTubeを見ていて、これは良いな、と真似したくなった動画の紹介です。

庭に設置致する立水栓(ガーデンシンク)に関する動画です。

https://youtu.be/gtso3_d5FPc?si=u0wJC3rB257tZgaG

コンクリートのスッキリしたデザインが素敵なのに加えて、シンクの深さと広さを自分好みに変えられる点がとても良い!!

マンションに生活していて、ベランダのシンクはキャンプ道具の洗い物に非常に重宝しました。またDIYで使用した刷毛等の汚れ物を扱う時に役立ちました。基本的に、汚くて外で洗いたい物がある場合は屋外のシンクが本当に活躍しますね。

特に金網とか炭焼きグリル関係の油汚れはもう少し広いシンクスペースがあったら作業しやすいなぁと感じていました。また、DIYが本格的に出来るようになれば刷毛やコテ、その他にも様々な汚れた道具を洗いやすい作業スペースに出来そう。他にも庭のデッキスペースの使い方次第でしょうが、水周りの用途や簡易キッチン的な使い方も可能性があるかな?煙が出る炭は庭では使えないまでも、ガスコンロでの湯沸かし→お茶やコーヒーはいけるかな‼??とか必要に応じて導線含めて設計したいところです。

また、駐車場を自分でローリー発注して対応するからこそ、一緒に天板が製作できてしまう事も考えてみて後からわかったメリット!

デザイン的にはコンクリートの白っぽい感じよりももう少しグレーのマットなむらがある感じが好きなのでここは一工夫を考えたいところです。

また、同じ様にローテーブルをつくるのもありかと思っています。

キャンプをすると屋外のテーブルは熱い鍋物を気兼ねなく置ける仕様は重宝されます。ユニフレームの焚き火テープルなんかは良い例ですね。

持運びの無い自宅の庭だからこそテーブルの材質をコンクリートにするのは一考する価値がありそう!こんな感じで妄想はどんどん膨らんでいきます✨

駐車場の整備迄に、コンクリートでやりたいアイテム整理と準備項目を精査せねば…。

本日は以上です。

ヌックのマットレスを考える

こんにちは。Larkです。

本日は、マットレスについて考えます。マットレスを設置する場所はリビング脇の窓際ヌックスペースです。

ここにはマットレスを設置する予定です。イメージは伊礼先生の設計で良く見る下のやつです。

これを自分でつくろうってんだからわれながらイカレテるぜ!!

なので、まずは勉強です。ソファの基本から。良い家具に学びます。

アイラーセンのソファの断面は以下

アイラーセン

しっかり厚みのあるダウントップクッションが①に入り、②にポリウレタンフォームで伸縮性のあるクッションをサンドイッチで。しかも伸縮性のあるコットンのネットで包むというおまけつき。③のシート下部の木部の上は比重の高い耐久性に富んだポリウレタンで適度な弾力と硬さの座り心地を。⑤のフェザーのクッションの内部カバーにはフェザーの先が突き出さない様に、目の細かい麻布が使用され、かつ偏り防止で内部で分割されている様です。

⑤はめちゃめちゃ重要です。現在、我が家はKEYUCAのレザーソファを使っているのですが、ソファのこのファーが下面から突き出してきて座面下にファーが突き出してこんにちはしてきて座面を上げると掃除はもう大変な事…。

今回を機会に買替するのですが、実はこのソファのファーは捨てずに再利用したい!と思っていたのです。なんせ座面とクッション全てファーなんで。。。

なので、合板+ポリウレタン2層+ファーの3層構造でなんとかマットレスを構築できないかなぁ~と考えておりました。そしてこのファー対策、麻布必須です。柔らかい布地では目が開いて飛び出てきてしまうんで…。代替として、、、ビニール系では通気性の問題がでるのでタイベックみたいな不織布が通気もとれて実は最適かも???VLC覆う時に余りの端材が出たら欲しい!と言っておこう。

あとは最後に包む表面の布地です。

上記のスエード調に見える生地、、、めちゃめちゃカッコ良いんだけど。どこで買えるん?って話です。

という事で、これから生地探しの旅に出掛けます!

本日は以上です。

 

住宅設備の投資判断 NPV(Net Present Value)について

こんにちは。Larkです。

本日は、投資判断指標であるNPVについて記事にしたいと思います。

太陽光発電や蓄電池他、住宅設備、オプション設備について、施主は怒涛の決断・判断に迫られますね。そこで、なんとなく儲かるかも?とかでは決断の後悔や他にお金を使えば良かったかなぁ~とかの迷いに繋がると思います。すなわち「断固たる決意」が必要になります。

そこで、投資の世界で使用されているNPV(Net Present Value)について紹介致します。NPVを使用すれば、(その時点での判断として)正解だったんだとロジカルに判断できる(後悔はない)のでは?と思います。

NPV(Net Present Value)とは

定義

日本語では「正味現在価値」と呼ばれ、投資による利益の評価指標になります。現在価値とありますが、お金に対して「時間軸(利回り)」を考慮した評価をするのです。10年後の100万円と現在の100万円の価値は異なるのでこれを正しく評価していきます。特に、現在価値換算(正しい評価)ができていない事が特に住宅においては(YOUTUBEを見ている限り)多く伺える様に感じています。

NPV(正味現在価値)=PV(現在価値)-投資額

現在価値(PV)とは

現在価値はPV(Present Value)と表現され、現時点で将来獲得するお金の価値がいくらなのかを表します。まずは式を見て頂く方が早いかもしれません。

PV(現在価値)=n年後に受け取る金額/(1+利益率)^n

単純に、各年毎のメリット(投資効果)を単純に総和してはダメですよ。ちゃんと利益率・利回り分の回収遅れ(時間効果)をディスカウントして評価しなさいね。という事です。

やっている事は非常にシンプルです。

利益率(一般的には割引率)について

次に、PVを算出する上では上式の通り「利益率」を決めなければなりません。これは企業では各企業毎の一定の利益率を持っていると思いますが、個人に当てはめる場合どう考えれば良いでしょうか?詰まるところ、人それぞれかと思いますが、株式投資を実施している人であれば、住宅に投資しなかった場合に同じ100万円を3%~5%程度の利回りで運用できていたかもしれませんし、全く何にも投資もしない人であれば0%で上記の利回りは無視して良い事になります。IDECOやNISAをやっていない場合はこちらに同じ100万円を回せばある程度の利益率が確保できそうです。

結局のところ、想定期待利回りをいくつでおくか?次第でディスカウント量が変わるという事です。投資成績に応じて設定する事になるので、株式投資をしている方でも「アメリカなどの高配当・リスク商品」に投入している方と「低リターン・低リスクの債券」等に投入している方でも設定値は異なってきそうですし、持ち株会の入金を増やすとかその他の投資先もあるかもしれません。

いずれにしても、「自身の投資成績を評価する」事は別次元の問題なので、本章の説明はここまでにしておきます。

期間について

当然ですが、利回りを考える上で(期間)は非常に重要な要素になります。住宅ローンに関しても35年ローンと20年ローンでは大きな違いがありますよね。利率と時間には切っても切れない密接な関係があります。これに加えて投資期間(回収期間)を適切に見極める事は非常に重要となります。

企業や経営されている方は、経営環境変化のリスクを考えると(長期(大規模)投資)は当初計画前提の環境が変化する事によるリスクを考えると判断が難しくなる事が多い一方で、足元の様に「環境が激変してCO2や原材料コスト高が今後も継続する」となれば早く新しい環境対応へシフトさせないと企業存続が難しくなり、大規模投資も許容しなければいけない事もあり長期投資を視野にする事もあるかもしれません。

個人の場合は、定年退職タイミングなどの生活環境や収入の環境変化のタイミングが目標設定になるかもしれませんし、住宅規模では無く太陽光などの設備寿命の視点で10年~25年の投資回収期間設定が妥当なケースがあるかもしれません。

計算前提として、しっかり時間軸を意識した期間設定が重要になります。

話は少し脱線しますが、大谷選手。凄い契約しましたね。今回の報道からも大谷選手の謙虚さと同時に明確な「野球(勝利・優勝)」の為のアイディアが全面に伺えた内容でしたね。10年総額7000万ドル(1015億円)の異次元の契約金はアスレチックスやオリオールズ1チーム分相当だそうで、とんでもない金額である事は言うまでもないですが、10年契約後無利息の後払いとする事で、契約期間中は実質200万ドル(2億9000万円)という事で、チームのぜいたく税(大谷選手の節税も含め)の支払いを圧縮し、チームの更なる補強をし易い環境が整った訳です。上記の無利息の後払いは複利計算上では、上記の通り、とんでもない金額なので利回り計算をするととんでもないNPV(現在価値)効果がドジャーズには発生した事になり、その分さらに戦力強化に回せる訳です(言い換えると今回の契約により大谷選手が金を出して補強しているようなものです)。

実際に割引現在価値を計算されているサイトがありましたので無利息先送り効果を見ると(利回り4%、期間20年前提だそうです)563億円/1015億が具体的にドジャーズ側(大谷選手も勝ち・チームへの貢献に拘った結果)に有利に働いた金額となっています。本当に異次元の契約ですね。お金に執着があまりない野球大好き大谷少年だからこそできた契約や提案でしょう。逆にだからこその1015億円という異次元の内容になったのかもしれませんが、いずれにしても歴史的な内容だと思います。

bespoke-pro.jp

具体的なNPV計算

本章では、昨日記事にした蓄電池に関するNPVを具体的に紹介します。

まずは、各年度毎のメリットの計算が必要になります。蓄電池の効果はどのサイトでも「自家使用率を向上させ、単価の高い『購入電力』をミニマイズする事」にあろうかと思います。では自家使用率が蓄電池によりどれだけ上げられるか?がポイントになります。それでは、太陽光によるシミュレーションから確認しています。

参考にしたのは以下のHPです。

太陽光発電・蓄電システム シミュレーション(簡易版) | 京セラ

PVシミュレーション

簡易シミュレーションなので、契約プランの支払金額、太陽光の容量と設置位置、地域を入れると簡易シミュレーションが計算してくれます。

上がPVシミュレーションに対して、下が蓄電池(BT)追加verです。

円だけではなく、KWhベースで表現してくれると良いのですが…。なのでこの結果をKWhに変換して実力評価を出来る様にBT追加前後の表を合体します。

 

次に、売電単価を16¥/kWhと仮定した場合、電力量が買電と売電で一致する必要がある為、買電単価を調べると31.04¥/kWhとなりました。これをベースに買電量が何KWh減らせたのか?と自家使用率の改善代を改めて確認した結果が以下になります。

(初年度の諸元の確認)

5KWの蓄電池で5.2KWh/日平均はちょっとやり過ぎ(盛り過ぎ)感がありますがおおよそ17%の自家使用率改善効果がある様にみえています。蓄電池は実効容量があるので(定格とは別に)この加味と、使用に伴うの容量低下(劣化要素)があるので注意が必要です。

◆このシミュレーションで分かる事◆
1.支払い金額から電力使用量とPVの発電量に対して蓄電池の過不足感がわかる。
2.凡その地域差、設置方角に応じたPV発電量とBTの効果が粗試算できる。
3.改善諸元が確認できる。

注意すべきは、お日様エコキュートを導入すると4KWhの蓄電池相当のPV消費が日中に発生する為、上記の計算では凡そ4KWh相当のPVの余力がまだある事が分かりますが(図の濃い青色)、PV発電量が不足した場合はこれ以上蓄電池を増やしても蓄電池の効果が出てこない事が見た目で理解しやすいですね。裏を返すと5.4Kwhの太陽光パネルであればお日様エコキュート+5Kwhの蓄電池でも十分良い所まで攻められている事が確認できました。

次に、年間予想を進めていきます。考慮すべきは、電力単価の変動要素です。

youtu.be

松尾先生が紹介されている様に、電気料金は年間1.26円のペース(+4.8%)で上昇しており、前回紹介した今泉さんの動画の様に燃料調整費とは別の「賦課金」が上昇する見込みもある事に加えて、上記の動画の様に炭素税の導入による増加リスクもあり、あらゆる要素で電気コストが上昇する可能性しかありません…。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

賦課金の上昇予測

これらが買電価格の上昇要素。一方で、売電価格の下落要素は以下を参考にしました。

www.rts-pv.com

価格が減少するのは、設備・工事費の低下と賦課金調整のバランスになりますが目標がまだ低い所にあるのでまだまだ上図の通りに下がり続ける見込みです。結果、発電の売却価格が確実に減少する為に、導入が早い程PVとしてのメリットは大きくなります。一方で、蓄電池の効果としては買電価格と売電価格の値差につき、10年間はステイ、11年目からこの影響がもろに(プラスに)出る形になりそうです。

これらを踏まえて、蓄電池寿命等を加味して期間を15年と想定して15年NPVを評価してみます。一旦私の場合は利益率を3%で想定しました。

エクセルでNPV関数と打ってみてください。簡単に算出できます。

設置費用はHMの割引状況や補助金他いろいろな要素が有ろうかと思いますが、我が家は3%の利回りを考慮しても投資判断すべしとなりました。(HMさんに迷惑をかけない様に設置費用箇所が読めるところは黒塗りで消しています。逆算できてしまいますがね…)15年目でプラスになり、投資回収できたという結果です。仮に20年まで故障なく使用できたと仮定して、15年以降はプラスで効果を回収できる事になります。仮に蓄電池が故障して、再投資(パワーコンディショナー交換、電池交換)する事になったとしても、配線工事やPVとの接続に関しては次回の投資額を圧縮できる点でもメリットがあります。ただし、今回の計算はあくまでも電力単価が増加する前提で走っていますので、ここは各々の考え方次第です。NPVの考え方が大事で数字設定は状況によりますので完全に「自己責任でお願いします」。私はこのように考えたというだけです。

これに加えて、蓄電池の良いところは、太陽光との相性が最高に良く、災害時に最大限の効果を発揮します。太陽光だけを載せていても、最も使用したい夜中に電気が使えません。先日の記事の通り、全負荷型の200V対応ハイブリットパワコンを導入する事で、災害時の電力トラブルリスクを激減できます。仮に、上記のNPVが若干のマイナスとなっても、他の金額に落とし込めていない付加価値も含めて判断される事をおススメします。

これらをもってして、私は「断固たる決意」をしたのでした。(笑)

本日は以上です。

 

 

 

リビングの障子を考える

こんにちは。Larkです。

リビングの障子をそろそろ本格的に準備していきます。こちらはDIYでチャレンジしていく部分です。建築家が自邸で遊ぶ様に、我が家でもDIY化した事で、遊んでいきたい空間。

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障子の設計

障子の木枠の種類

障子/木枠 で検索をすると、「檜」か「米ヒバ」のどちらかが多く見受けられます。それでは、檜と米ヒバの違いはどこにあるのでしょうか?

どちらも障子の木枠としては十分問題なさそうです。ヒノキの方が加工性が良さそうです。心材と辺材で濃淡がでるようなので部材の取り方等でも差が現れるでしょうか…。

若干色味が変わるかもしれませんので、色の見た目はどうでしょうか???google画像検索!!!

ヒノキから

欄間ですがヒノキ材の様です。

淡紅色ってどんな色かな~と思って「ヒノキ 風呂桶」で検索すると・・・

こんな色のイメージかな!?特に問題は無さそうですが?

次に米ヒバ!

うん。ものによるなこれは。色味はどちらでもOK!

ただ、どちらも明るい色で問題なし。多分、長く使えばどちらも日焼けして色が変化していくでしょう。その色の変化も楽しいものです。

障子の形

障子は通常、上桟/下桟/中桟/縦桟/組子で構成されると思いますが、吉村障子として使うので、組子を太くし、縦横桟とサイズ揃える事で障子同士の一体化を図ります。また、組子を太くして、組子のピッチを減らして障子の白の面積を増やす事で陰影の表現を豊かにする事を楽しみたいと思っています。

通常の障子

伊礼先生のブログにたくさんの吉村障子の事例があると思うので是非覗いてみてください。

はい。素敵~!
縦長とかいろいろな形状つくれるかと思いますが、シンプルに上の形にしました。大体アスペクト比で1.4~1.5の間くらい。以前紹介した縦横比で言うところの白銀比くらいの比率にみえます。

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障子の寸法

では、我が家の障子の寸法の落とし込みです。伊礼先生の書籍をみるとやはり吉村障子部は18㎜の見付に30㎜の見込です。素人なので安全目に20㎜の見付にして…。

内寸上下寸法は現時点では以下…。

大体の必要部材のサイズが決まってきました。

どこで材を買う???

DIYのマルトクショップで試しにヒノキの節無しをネット注文すると指定のサイズでカットされて届きそうです。簡単に見積もりが出てきて、上記の場合は41500¥です。

これに障子紙を貼れば完了。拘る場合は普通のワーロン紙では無く、アクリワーロンというアクリルを和紙の意匠に近づけた素材もある様ですが高いので、一旦通常のワーロン紙にしてみます。

アクリワーロン | 株式会社ワーロン | WARLON

意外と安くすみそうです。

ただ、ネット注文では木材の乾燥状況、表面の仕上がり、反り状況が読めない以上、研磨代や鉋掛け代を+αでとるかどうかが悩みどころです。ただ、カット指示ができる所と溝加工も依頼できる様ですが精度はどうなんでしょうか…。ただジャストカットは非常に助かります。

まだ、横桟サイズが確定していないので、それまでに他のサイトも調べてみる事にします。

本日は以上です。

 

 

 

住設について(電気関係の仕様と意外な盲点の分電盤)

こんにちは。Larkです。

本日は久しぶりに住設について。やらかしちゃった事も含めての紹介です。

 

我が家は太陽光と蓄電池を搭載します。

ウィザースホームの太陽光はQcellsの太陽光パネルになります。

ウィザースホームの太陽光パネル

ハンファQcells Re.RISE 415
◆主仕様◆
公称最大出力(Pmax):415W
寸法:1134×1722×30㎜
モジュール変換効率:21.3%
質量:20.8㎏
☆特徴
・高効率単結晶PERCハーフセル
・ハーフカットセル(54セル(6×9)クラス)
・マルチバスバー、M10ウェハ
一世代古いかもしれませんが、我が家の太陽光は下記の12セルではなく10セル(ハーフセル)の様です。セルを半分にする事で、ロスの削減とバスバー技術の向上による電気抵抗の損失抑制、ラウンドワイヤによる影の影響Min化(出力向上)により、21.3%と高い変換効率となっています。

ドイツのCellsを買収したハンファ。ドイツの開発技術は受け継がれています。

PERC技術とは・・・

(透過してしまった光Egを再吸収する為に)PNのセルの基盤側に誘導体の不動態被膜をコーティングする技術です。セルの上部では長波長の青い光がEgに変換されますが、短波長の赤い光や弱い光・拡散光がこの底部のレイヤーで効率的に吸収される事でエネルギー収率を向上させている様です。加えて、1180nmを超える波長域はシリコンウェハで吸収されずAlのバックグラウンドで吸収し熱を発生させ効率低下を招く為、コーティング技術により反射させて熱の発生を抑制する事で温度上昇を防ぎ、エネルギー効率を向上させる効果もある様です。
太陽光パネルは散水して冷やすと発電効率が上がると言われるくらいなので上記の熱対策は重要ですね。
一言でまとめると、曇天や朝日、西日に強く、高効率だという事です。
保証の充実

自信の表れか、25年の出力保証、15年のシステム保証がついてきます。

25年後もまだ75%以上の出力が保証されるとしたら、20年後に80%を切って交換できた方がお得な気がします。外乱を除いた出力確認方法、評価方法が必要になりそうですが…。

結論、太陽光パネルの技術は成熟し値段が安い割に、物も悪くないです。

太陽光の後付けは正直かなり勿体ないかと思います。足場代だけでいくら取られるか…。しかも配線工事も家を建ててからと建築中とで施工精度や施工のし易さが大違いです。これは余計なコスト増に繋がってくると思います。間違いなく新築時に導入する方が安く手に入れられると思います。また価格交渉や値引きのカードにもなろうかと思います。ただ、躯体や気密断熱の方が優先なので予算がある以上仕方ない部分もあろうかと思いますが…。

また、ペロブスカイトとか次世代の太陽光パネルを待つとかいうのも辞めた方がいいと思います。これは+αの話です。だって現状のパネルを屋根につけるのがもっとも合理的でありかつ安いのですから。更に+αで出力を増やすのにどうかって話と捉えた方が良いと思います。どちらかと言えば面積制約のあるビルやマンション向きの技術であり、対戸建住宅に対して状況はあまり変わらないと踏んでいます。

また、蓄電池が安くなるのを待つ、というのもかなり勿体ないと思います。そもそもお日様エコキュートが僅かな初期投資で自家使用率を大幅に向上させられるので太陽光パネルとしての投資対効果を十分にあげられます。蓄電池も太陽光と同じく10年以上価格の下落に時間がかかるとすると今から太陽光だけでも設置し、パワコンの更新タイミングに蓄電池を追加するのが戦略的には美しいかと思います。

因みにここら辺の経済合理性の計算は今泉さんがアップしてくれているので大変勉強になります。


www.youtube.com

動画ではFITの仕組みから紹介してくれていて、太陽光の導入コストが安価になったのもFITによる環境整備の為。今後も風力発電等の賦課金増の指摘はぞっとしますが、裏を返すとこの仕組みは自然エネルギーを導入しない方が圧倒的に損する構図です。なんせ、初期電力コストとして皆に負担を強いている訳ですから・・・。余力がある内は、太陽光は前向きに検討されるのがベターかと思います。

なお、ウィザースホームはここで紹介されている設置単価の3割超は安い単価レベルかと思います。あまりアピールされていないのが本当に不思議です。

我が家の発電容量

415Wのパネルが13枚で5.395KWのシステム計画としています。

上述の様に、パネルがハーフセルとなっている為東西2分割で配線。

流石に北面は発電効率が落ちてくる点と、売電目的ではなく自家使用率の向上が目的の為、投資効率としては悪化していくことを考えて辞めました。

我が家の蓄電池

SAVeR-H(セイバーH)6000

EIBS7の7kWhもHMの選択肢にありましたが、(型落ち?)で旧式が圧倒的に安く導入できた点と、お日様エコキュートによる4KWh相当の蓄電池代替効果もあって、5.6KWhで一旦充分と判断しました。

パワコンのシステム構成

最近はEVとの接続環境を構成する為にトライブリッド環境(※)を構築される方もいると思いますが、我が家はハイブリッドにしています。

ハイブリッドパワコンは太陽光と蓄電池のパワコンが1台に(一体化)する事で余計な変換ロスを回避します。DC-DCで蓄電池に供給する事も変換ロス削減に寄与します。

当初、蓄電池はもう少し後で良いかなぁ~と考えていましたが、後付けを選択した場合、上図のスタンダードの構成になり、改めて蓄電池用のパワコンが必要になる点変換効率としてかなり不利になる点と、5.4kWhの蓄電池が(型落ち?で)かなり安く購入できる事が分かった事からセットでの導入に踏み切りました。

※トライブリットとは

universe-co.com

一言で言えば、上記のハイブリッドに加えてEVの蓄電池も含めてパワーコントロールする装置です。一方で、V2Hの様に、車から家に放電するにはV2H専用のスタンドが入りますし、EV自体も必要になり、初期導入コストはめちゃくちゃ跳ね上がります。補助金無いと絶対無理。中古リーフを活用されている方もちらほらいますが、トライブリッドとV2Hスタンドがまだ高い。昼間に充電できなければ変換効率も悪そうですし(一旦蓄電池に貯めて夜エネムーブする方法があるが効率が悪そう)、移動手段である車を蓄電池として使うのは…。それこそ、投資規模(範囲)が大きい(広い)だけに蓄電池の技術が成熟したタイミングで判断したい所です。

やらかしポイント

最近気づいてしまったやらかしポイントが上図でハイブリッドパワコンと繋がる「分電盤」仕様です。型番の確認を怠ってしまいました。「パナソニック製」とまでは図書資料に記載があるものの、詳細な型番を確認していませんでした。V2Hの見積を提示いただいた際にスマートHEMS等のオプション費用の単価表は頂いていて、AiSEG2とかのオプション(HEMS)はまだいいかなと思っていたのですが、プロビジョンの反映は別。実は、後から分電盤に簡単にAiSEG2を追加導入できる「レディ型」なるものがあるのです。

HEMSに強いのはパナソニックの分電盤。中でもHEMSに対応するものは「スマートコスト」というシリーズになります。

スマートコスモ (HEMS対応の分電盤)

スマートコスモ

HEMS機能付きのスマートコスモの分電盤は上記の様に、各ブレーカー以降の分岐電流の計測が出来るようにCTセンサーが内蔵されます。このセンサの出力が分電盤の計測アダプタでデータ収集、AiSEG2と無線通信し連携される事でHEMSが構成される訳ですが後からこれを構築しようと思っても、分岐電流センサが内蔵されていないと個別の電流が計測できない訳です…。個別分岐配線毎にリアルタイムに電力管理が出来る点が強みです。ただ、アダプタやAiSEG2の導入は10万程度の増オプション費用になる為、そこまでは不要か…となります。しかし、レディ型はこのCT迄は内蔵されていて、後付けで計測アダプタが設置できる様になっています。なので、これを設置しAiSEGを購入すれば速やかに計測が可能になりHEMS環境が構築できる訳です。しかも、新型は電気工事士の資格が必要なく電源ケーブルを接続できる仕様となっています。

因みに、個別分岐の電流監視や制御は不要…であればこんなものもあります。

Nature remo E

chasuke.com

こちらはスマートメーターや他Echonet Liteと連携できますが、ちょっと物足りないかな。ただ、こちらもリアルタイムにアンペアを追えるので、変化量からどの機器でどれだけ使うのかは把握できる様になるかと思います。しかも33000¥でコンセントに挿すだけでその環境が整えられるのは魅力的です。

 

やらかしポイントは普通にHEMS未対応分電盤になっていたため、現在「レディ型」の型式INPUTをして「見積」確認依頼と変更対応可否を問い合わせ中です。

ママとはいつもスマートメーターの日毎電力をみて、高い高いと何が電気を使っているかが判らずに空中戦になるので、新居では流石にどこの何でいくら電気を使っているかがわかる環境にはしていきたいものです。

以外と「分電盤」仕様は盲点かと思います。参考になれば幸いです。

長くなりましたが、本日は以上です。

 

記念すべき100投稿目☆家づくりは家族の事、将来の事を考えるいい機会

こんにちは。Larkです。
本日の投稿は記念すべき100投稿目になります。
自分でも、ここまでブログを続けられたのにはびっくりです。
凝り性ではあるものの、無事に続けられてホッとしています。
記事を書けたのも☆をつけて頂いた読者の皆様のお陰でございます。いつも本当に有難うございます。また、良い家づくりをしてくれている「ウィザースホーム」の関係者の皆様には本当に感謝しています。引き続き宜しくお願い致します。

さて、今回で100投稿目という事で、本日は家づくりの振り返りをしたいと思います。

家づくりの振り返り(時系列)

1月~3月 HMの比較検討とマンションの売却

思い返せば、昨年末に実家に帰省した際に「そろそろマンション買って10年目を迎えそうだな。住宅ローン控除がそろそろ切れるな。マンションの売却価格が上がってきているな。子供が大きくなってきて部屋が狭くなってきたな」とマンションの売却と持ち家の購入願望が頭をよぎったのがきっかけ。

千葉に戻って、新年早々に住宅展示場に興味本位でお邪魔した所からスタートしました。そこからは本当に急展開でしたね。建築の勉強を開始したのもこの頃辺りから…。

HMもいくつか回りました。

一条工務店

・桧家住宅

住友林業

・ウィザースホーム

・R+House

・・・

他にもFreedomの資料を取り寄せたりyoutubeでいろいろと勉強を開始しました…。

土地探しも思いの他、超限定的な希望エリアにも関わらず、希望箇所がすぐに見つかってトントン拍子に話が進んで行きました。

その後も住友林業さんとウィザースホームとその後も打ち合わせを進めましたね。
この時に、住宅1つとっても様々な工法がありそれぞれのメーカーに一長一短がある事を学び、HMそれぞれの見方がある事を理解していきましたが、振り返ってみて「施主としてこれがベスト!」という判断の根拠・基準を持てた事が重要だったと考えます。これもYOUTUBEで住宅に関するベーシックな知識を身につけられた事と書籍で学ぶ事が出来た事が大きかったと思います。

3月に入ってマンションの売却を開始したら1Wも立たずに(HPに写真が掲示される前に)買いが入ってトントン拍子に売却できてしまいました。

3月 HMとの契約

3月末には「ウィザースホーム」と請負契約を結びました。施工コストが急上昇している事は解りきっている外部環境。今後安くなる見込みもなし。マンションの売却も決まっていたので、もはやここで迷う要素はありませんでした。しかも、営業さんのレスポンスは早いしセンス・フィーリングもぴったり。(今もですが)好印象で、この時点で既に図面の仕上がり、費用面もかなり満足できる仕上りでした。ただ、振り返ってみるとまだまだ建築知識としては未熟な所がたくさんありましたね。ここから契約後は怒涛の打ち合わせラッシュがはじまりました。

4月~6月 設計打合せ

設計が開始されると、どんどん詳細なディティールを設計士さんと詰めていく作業。加えて、詳細な部材を選択し費用も見積り、FIXさせて『判断・決断』していくフェーズに移りました。ここでは、費用面の「余力」を考慮して請負契約が出来た点が良かったと思います。お陰で追加項目に関して「楽しく」検討(我儘?)が出来ました。

打ち合わせ資料は4月から7月でキングファイル(中)が3冊分(笑)。設計士さんの赤ペンだらけです。如何に今の図面がブラッシュアップされて設計に落とし込まれてきたかが分かります。本当に苦労を掛けましたね。

営業さんも設計士さんも施主の好みを理解してくれた点で非常に助かったと感じています。メールのやり取りは大変うざかったと思いますが…こちらもきつかったけど本当にこの設計期間は楽しかったですね。

この設計期間に私が意識した点は

・「判断・決断」は変えない「やっぱりこっち」とかでHM側に2度手間をさせる様な判断ミスはしない迷うところはしっかり考えさせて欲しい、いつ迄に回答が必要か?期限を決めてはっきりさせる

です。ここら辺は得意分野。NPVや方案比較を駆使して、どんどん取捨選択/選択と集中を進めました。(ここら辺もどこかで記事にして紹介したいですね)

6月末には土地の契約。大金をはたきました。売買契約は流石にシビレましたね。

7月~8月 インテリア/照明打ち合わせ

窓周りの断熱性能評価に関わる所や構造関係が一通り決着が着いて7月に入るとインテリアや照明関係の打ち合わせに移行。そんな最中に、結石で入院。8月に手術。これに伴い団信の審査がいっとき通らないという綱渡り(ヒヤリ)。結石で手術と素直に書いた自分が馬鹿だったか…。配線関係はほぼママにお任せ状態。ごめんねママ。なんとか乗り越えて9月に入り地鎮祭、無事着工入り。

9月末~ 着工、基礎施工、建方

着工以降はめっきり打ち合わせは減り、待機モードですね。お陰でブログ記事を書く余裕が少しづつ出てきて、改めて頭の中の再整理を兼ねて記事を書き始めました。着工以降は、頑張って設計してきた家が建っていくフェーズなのでものづくりの醍醐味。新たにものが出来上がっていく様子を目の当たりに出来る楽しいフェーズです。特に建て方以降はすごいスピードで工事が進んでいっています。

家づくりの振り返り(項目別)

家族について考える良い機会

この1年を振り返ると、本当に家の事ばかり考えた1年でした。お陰で大分詳しくなりましたが✨どんな家に住みたいのか?という問いは同時に自分自身や家族について見つめ直す良い機会になったと思います。しかも、時間軸が長期スパンの問題なので10年、20年、30年後は?と将来の家族設計にも大きく関わっていきました。

子供の成長

10年後は子供が20、17歳になります。

20年後は30、27歳になります。

あんなに小さかったのにいっぱしの口答えが出来るほどに成長してきています。最近はサンタには贅沢なプレゼントを要求出来るというずる賢さまで備え始めました。まだ、会話が出来ているだけましか(笑)

子供の成長は早いもので興味をもった事には何事も全力投球してほしいと思っています。最近の部活動は大分シュリンクしてきているので、積極的に自ら動かないと貴重な成長機会を逸してしまいます。勉強も大切ですが、色んな人と関わる、社交性のある子に育って欲しいと思っています。

話が逸れましたが、気が付けばあっという間に、僅か10年たらずで巣立っていく可能性があり、住宅の使い方もここら辺で大きく変わりそうです。

部屋の可変性

中学・高校の内は必ず個室が欲しくなるでしょう。狭くても自分の部屋が欲しくなるものです。広くなくても自分のスペースが欲しいんですよね。一方で、巣立っていった際の可変性として、色々な方が言うように子供部屋は最小限の部屋面積にして、趣味の部屋に変えられる工夫は意識しました。子供部屋はDIYや小物作りの趣味の部屋に変更出来る様に。皮細工等の工作はハンマーの音が煩いので防音仕様が必要になったり、土間である事のメリットが活かせます。現在は、子供が今夢中になっている「太鼓の達人」とドラム練習のために、そのまま伸び伸びと自由に叩ける環境を用意してあげるべく、沢山知恵を出して簡易の防音仕様を考えました。

10 年後の技術や環境変化

太陽光パネル補助金を投入しつつ10年かけてコストダウンした様に、太陽光技術・蓄電池や自動車、住設機器の使用環境も今後更に変化していく可能性が考えられます。エネルギーの高騰に伴い、住宅の躯体・窓の断熱性能も足元は変曲点にある様に感じます。

特に機械・電気関係やIoT関連は10年後に更に大きく進化している可能性があります。EV関連とその周辺付帯となるV2Hの様な蓄電池としてのEVの活用が10年後は供給量も増えて当たり前になっている可能性があります。しかし、一方で東京エリアを除き、現時点の補助金の状況ではまだV2HやEVの買い判断ができる状況ではありません。しかし、電力コストは上昇のリスクが十分ある為、安価になった(特にウィザースホーム)太陽光パネルと比較的安く購入できた低容量の蓄電池は10~20年後の次世代環境までの繋ぎとしては有効と判断しています(ここは別途また記事にします)。電気に関しては将来、電気コストが上昇してもストレスや健康に影響する様な家の住まい方は回避する様に意識しました。

老後への配慮

我々も10年、20年後は親の世代に突入します。義母の事を考えて家を考える事が同時に自分達の将来を見据える事にも繋がります。一階の生活導線、車がなくてもそれなりの利便性のある土地、病院他公共施設へのアクセス、家だけではなく土地選択はこの視点で特に重要視した所です。

30年後のコスト

30年後は既に引退している齢です。この時期に家の「大規模メンテナンス」が発生するのは流石に苦しいはずです。なので、小規模のメンテナンスで大切に、キレイに使う事が大切と思います。そしてLCCコストを抑える為に、防水性能は徹底的に拘る、自分で出来る事は自分でやる。メンテナンスに必要な知識を身につける。をこの機会に意識して勉強しました。2階部分は全て目地なしタイルで足場施工は極力回避し、長寿命の瓦を採用。屋根、壁の防水シートは標準から変更し耐久性なよ期待出来るタイベックのオプション施工に。可変透湿シートも追加。外壁の塗り壁は将来自分でやりたい範囲♪ランニングを抑える視点で断熱強化を徹底。換気の強化も実施し管理も配慮していきます。通気の視点で紙クロスや漆喰施工箇所も設定。唯一、一種全熱交換換気システムのメンテナンス性がどんなもんか?と不安要素ですが、定期的に確認する事は意識しておこうと思います。やれることはやったかな~。これらのイニシャルコストはNPVを考えたら圧倒的にプラスになります。

最後に

定年退職したら庭の手入れや農作業をしたいんだと気づいた。であれば、今から少しづつ実地訓練が必要だと。サラリーマンですが庭でがっつりと練習が出来るとよいなぁと思った訳です。お金が掛からない遊びでありかつ食費を幾分か賄える老後の遊びとして園芸や庭いじりは凄く最適と思います。加えて、果樹は経験するにも時間がかかる内容です。早めに始めて損は無いなぁと感じました。趣味も無く、何していいかわからない老後の状況にはしたくないな〜と。

また我家の資産形成として家づくりは以前の記事の通りです。住宅家賃、光熱費支払、税金の圧縮と資産形成の為。加えて保険的な要素もあり、何かあっても子供に資産として残せる様に

20〜30年後に孫が遊びにきたくなる家になってると良いなぁ。

それではまた。

我が家の3畳のランドリー 5つのポイント

こんにちは。L a r kです。

本日はランドリースペースについて記事にしたいと思います。

以前、エアコンの設置位置の紹介でも出てきましたが、ランドリーの設計に当たって気を付けた点を掘り下げたいと思います。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

我が家のランドリー計画

POINT① 収納量の確保

ランドリーは多くのママの家事の悩みの一つでしょう。洗濯が好きな人には問題ないかもしれませんが、毎日する億劫な作業かと思います。従いまして、間取りの計画において最も導線計画として重要視されるPOINTかと思います。

最近では、ランドリーの隣にWICを設置するなど、神導線として紹介されていると思いますが、そもそも荷物を持って移動すらしたくは無いはずです。では、どうすべきか…。ランドリーに収納ができれば完結できるはずです。しかし、室内干しの場合、衣類を保管するスペースとしては湿度・水分が大敵になる為、これは空調や乾燥機器があって始めて成立します

必ず毎日洗濯される「タオル/肌着/下着/靴下」は人数分で相当量になります。これが、その場で畳んでしまえてしまえば、残った衣類分はリビングに帰るついでに部屋に寄るないしはWICに収納して完結します。(往復無し)

これを(多分)考えて、ママはランドリーの収納量についてはかなり拘っている様に感じました。我が家では

IKEAの「NORDLI」を設置します。個人毎の引き出しを作って、ヘビーローテーションの服や下着/肌着/部屋着を直ぐにしまえる様に配置します。すると、帰宅⇒手洗い⇒外着を洗濯機⇒部屋着に着替え⇒リビング と外部の汚れを2階リビングに持ち込まずに済みますし、洗濯後も移動「0」で収納完了します。WICや各部屋に配置するのではなく、ランドリーに設置する事で作業が大幅に効率化されます。

NORDLIの良い所は、組み合わせの選択肢が多い点にもあります。我が家では幅800を2列と幅400を1列の2000幅の収納を設けます。縦は4段で高さが1000mmを選択できるので、もともとウィザースのカウンターを設置予定でしたが、NOLDLIの天板で代用し、カウンターの設置費用が回避できました。そして、スッキリ白のシンプルなデザインも魅力の1つかと思います。大きな引き出しが4×2、小さな引き出しが4×1で12個の収納が確保でき、収納量としてもかなりたっぷりではないかと思います。

NORDLI
POINT② 乾太くんの設置

POINT①でも記載した通り、ランドリーに収納を置いて大丈夫か?となりますが、梅雨時期は夏場の湿度が高いタイミングで、ランドリーにそもそも衣服を置けるのか?が不安になる点かと思います。しかし、ママの味方「乾太くん」は乾燥時間を短くできる事もありますが、水分をそのまま屋外に排出できる利点があります。これにより、多湿期の湿度コントロールはかなり楽になるし、上記のリスクが大幅に改善されるかと思います。

ランドリースペースでも干せない大物は庭のデッキスペースになろうかと思いますので、テラスドアからすぐ外に出て干し物も可能な様に設計しています。敢えて、ランドリーは日当たりの良い南面に設置し、日当たりが不要でプライバシー要素がある風呂の水回りをそのまま北に配置しています。これにより、除湿期の弱冷房除湿の温度低下に対しても日射によるバックアップが期待できます。どの程度かはスイッチボットで確認して報告します。

これにて、洗濯⇒乾燥⇒収納が一か所で完結できる様になった訳です。

POINT③ ハンギングバー

逆に、今の時期の様に乾燥期で、洗濯時の水分を確保したい場合は「ランドリーでの部屋干し」が加湿水蒸気の発生源になります。従って、部屋干し様の(天井付け)ハンギングバーが必要になります。我が家では「TOSO」のハンギングバーを選択しました。因みに我が家は「白」を選びました。

TOSO ハンギングバー

許容荷重(140㎝あたり):10㎏

始めはスッキリしたデザインのサンワカンパニーの「kacu(カク)」なんかも考えていましたが、固定が甘くぐらつく可能性があるとの事で、使い易さ/耐久性を考えてTOSOを選びました。

干し姫様みたいな揺れるタイプは片手で干す作業がしずらい事もあって作業性が悪いと想定される点とサーキュレーターなどの送風環境を作った際にゆらゆら揺れられたくないので、初めから比較対象から除きました…。

POINT④ 収納のサイズを事前に把握しINPUTする

初めから「NORDLI」を設置する計画で間取り打ち合わせを実施した事できっちりハマるサイズ(袖壁位置)を指示できました。ランドリースペースの巾木が隙間をつくる事を嫌って、ランドリーの巾木は極薄のソフト巾木(マンションではこれでした)を敢えて採用。NORDLIのジャストフィットを優先しました。

巾木選びのポイント|床材の選び方|サンゲツ

このおかげで、無駄なスペースをつくる事なく収納の設置ができそうです。

POINT⑤ 空調計画

これは始めに添付した過去記事の通りです。エアコン、サーキュレーターによる温湿度コントロール、物干し・サーキュレーター・SWITCH-BOTによる加湿コントロールにより温湿度管理を徹底します。湿度の変化点でもあるので、しっかりここを中心に空調設計をします。加えて隣接する一種換気を通して全室に分配していきます。

また、調湿の視点で考えると、最も壁紙として過酷な環境になる為、ここはCB(クラスターボード)仕上げとして頂けた唯一の場所になります。(全面は勘弁してほしい)と言われましたので(笑)。CBとした意図はもちろん漆喰のDIY施工をします。漆喰についても過去記事を参照下さい。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

洗面脱衣スペースを含めても5畳しかないので、ショートサーキットさせないような工夫が必要になりそうですが、ここは必要に応じての対策を考えております。

家の中としては、最も死亡リスクが高い洗面脱衣所。脱衣をしても寒くない空調環境としたいと思います。

最後に、ランドリールームの床も洗面脱衣と同じイクタのクルードフローリングです。

サーキュレーターや除湿器関係の電源もお忘れなく。

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本日は以上です。