こんにちは。Larkです。
ついにこの日がやってきました。
「気密測定」(中間検査)
住宅の施工性能指標でもある「気密測定」
家の密閉性(隙間の大きさ)を定量化する指標であります。
計画換気などの空調制御において隙間は致命的。高気密・高断熱住宅と謳うには必要不可欠な指標です。
一般的には、C=1.0以下を高気密住宅という様です。スーパー工務店では0.1~0.2とかアピールするところもありますが、、、0.8、0.9でも全然悪い数字ではありません。
定義としては隙間面積(㎝2)を延床面積(㎡)で割った値なので
仮に130m2で1.0なら130㎝2=11㎝×11㎝よりちょっと大きいかなぐらいでしょうか。
これが0.5になると65㎝2になるので約8cm×8cmの隙間面積となります。
それぐらいの隙間の議論をしているので、もし施主が何も気にせずに「換気換気~♪」と窓を「開けっぱなし」にして生活していれば意味のない数字になります。
もちろん、一時的な換気や中間領域での開口設計は重要ですが。
話を戻して、Larkは高気密・高断熱はメーカー選定の時点からプライオリティを上げていました。なので、気密が低コストで出し易い「パネル工法(2×4)」を選びましたし、気密測定が標準で実施頂ける(そのスタンスに感銘を受けた)「ウィザースホーム」を選びました。加えて、追加費用を払って「気密テープ」施工と「可変透湿シート」を追加頂きました。この決断の結果が、今日問われる事になった訳です。
前置きが長くなりましたが、、、測定結果は・・・・
「C値:0.4」
うん。良き!👏👏👏👏👏
ウィザースでもあまりみない数字と言って頂きました。オプション施工依頼して良かったぜ。
他にも、極力不必要な引き違いはMinにして、FIX窓を優先、換気窓は縦すべり等を選定した点も大きかったと思いますが、結局のところは「施工が丁寧かどうか」だと思います。我が家を担当してくれている大工さん(おじさん)、ほんとに有難う。もうすぐ内装関係は終わりって言ってたので最後にお礼をしたいわ、ホントに。
なので、施工者次第の所はあると思いますが、、、、物理的に木面をテープで繋いで塞げば気密はとれる。2×4はテープ処理がし易いので気密がとり易い。加えて、配管や窓等の開口接点部が丁寧に施工されているか?次第で結果が出るという事で、無事HMでも良い数字が出る事を証明できました。
(テープとか対した金額でないので標準にすればよいのにと思いましたが)
なお、断熱性能への影響は概算(換算Q値)でC値×1/10程度の様なので(過去記事住設について(エアコン前編)参照)1.0と0.5はQ値換算0.1と0.05程度の差。
大きい様で、小さい様な…(笑)長く住めば初期の気密性能から低下はしていくでしょうし低いに越した事はありませんので。何よりも重要な事は「計画換気が出来る様になる」という事なので、我が家は1種全熱ダクト換気ですがしっかりメンテナンスはしていきたいと思います。
因みに現在の借家は同じ全熱交換換気が入っているが、紙フィルターは入居時から紙詰まり状態。SAから風こんなとおもったら詰まってる状況。賃貸はまともなメンテがされてません。これではただの「害」でしかない。換気装置のメンテナンス管理は家主管理なのでご注意を。
shinshin-msi-thanks.hatenablog.com
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ただ、中間測定という事で、今後照明等で穴あいていく所がある様なので悪化する方向になるかもしれませんので、最終測定まで気は抜けませんが…。
最後に。気密測定状況。
以上、中間気密測定やってきましたの報告でした。おしまい。