ヌックの生地について

こんにちは。Larkです。

本日はヌックの生地についてです。

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いろいろ調べてみた所、伊礼さんが良く使っているベンチの生地はこれの様です。

Caleide(カレイド

(コットン63%、リネン37%)

良くみるのは、2490のcoralと1551のviridianでしょうか。

Caleidoとは

天然繊維を染色した後、特別な起毛加工をすることにより立体感が生まれ肌触りがとても良く、長年使用頂ける耐久性を合わせ持つ事ができました。この技術により今まで表現する事が出来なかったファブリックが作れるようになりました。通常の起毛加工では表面の風合いが失われたり、肌触りが悪くなったりしてしまいます。

イタリアの豊かな感性と最新のテクノロジーが融合したこれらのファブリックは熟成された深い色合いと独特のとても柔らかい風合いをお届けします

との事で、made in ITALY の様です。かじ新さんが取り扱っている様で、オンラインで個人が購入する事は難しそうな気配しかしません…。ファブリックを50年前からインポートしている様です。オーダー専門メーカーでファブリックの提案から縫製までする「特注」に特化したメーカーさんの様です。なので、個人にファブリックのみ販売する様な事は…しなさそうです。。。

会社概要 | 株式会社 かじ新 KAJISHIN |

IDEEでもCaleidoのクッションが販売されていますが、以前紹介したDIVANCOソファもIDEEなので、IDEEはかじ新さんに発注されているんでしょうね。上記ソファは完全受注販売になっているので。

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個人でネット購入できるよさ気な生地は???となった所で次に目に留まったのがこちらです。

Dinamica(ディナミカ) 旧ラムース

ラムースは良く猫のスクラッチにも強く防汚性にも優れるとして有名な気がします。

飛騨産業の生地特集の中でもラムースが紹介されていました。

hida-furniture-guide.jp

コーラルよりちょっとオレンジに近い明るい色調ですが、木とは全然合っていますね。ちょっとPOPというか明るいイメージが強く感じますが許容範囲か???

ラムースの構造

ラムースは表面層と裏面層が超極細繊維になっており、中間層が強度を担保するスクリムと呼ばれる織物層で構成されています。この中間層が寸法安定性も併せて担保されている様です。さらには超極細繊維間の隙間に水系PU(ポリウレタン)を含侵させることで弾力性豊かな風合いを作り出している様です。超極細繊維が柔らかく滑らかな触感を生み出しているとの事です。

因みに人工皮革の論文を見つけましたので興味があれば…

https://www.jstage.jst.go.jp/article/transjtmsj1972/45/3/45_3_P157/_pdf/-char/ja

論文にもある様に、東レではウルトラスエード、アルカンターラとかが同様の人口皮革になろうかと思います。車好きはこの辺詳しいのかなぁ。

水洗いOKとの事でこの辺りも安心感があります。

ラムースであればネットでもゴロゴロ切り売りが転がっていますね…。10000/mくらいで…。

もう少し生地探しの旅にでてみよう…。