土地の調査方法について

こんにちは。Larkです。

能登半島地震、被災地域の皆様、大丈夫でしょうか?

タイミングが悪く、この寒い時期に発生するなんて…。

避難所におられる方々に防寒、飲食、他支援物資が届いている事を切に願います。

 

新潟という事で、いつも動画でお世話になっておりますオーガニックスタジオの「相模」社長のツイッターをチェックしていますと「液状化」の被害が出ている事が良く伝わってきます。

 

構造塾の「佐藤」さんも動画の中で言及していましたが
上物の強度も必要であるが熊本地震の時も「地盤」が緩い場所で被害が大きかったと仰っていたのを思い出します。軟弱地盤をプリンで表現されていて分かり易いですよ。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

建築予定地が家を建てる上でどんなリスクを秘めているか?を確認しておくことがどれだけ重要かを改めて痛感します。(家の設計だけではどうにもならない)

 

今回は、土地の事前調査について触れておきたいと思います。まだ書いていませんでした⤵⤵⤵ まず、参考サイトの紹介から。

1.ハザードマップポータルサイト

一つ目はハザードマップポータルサイトです。

disaportal.gsi.go.jp

上記サイトは市町村のハザードマップリンクの検索と地図上に「洪水」「高潮」「土砂災害」「津波」のリスクを地図上に重ねて表示されるWebツールとなっています。加えて、『地形分類』が併せて表記されるのが良い点です。

地形分類

下記の様に、対象地域が何の地形分類に該当しているかを配色で表現してくれます。

また、一般的なそれぞれの地形に応じたリスクをコメント表示してくれています。

2.地理院地図

maps.gsi.go.jp

2つ目は私もお世話になりました地理院地図です。こちらは、過去の航空写真と比較が簡単にでき、どのような立地だったのかを視覚的に確認できるサイトになります。

昔はどんな土地だったのか?は非常に重要な情報かと思います。例えば(川だった、田んぼだった、山➡切土/盛土、等)かなり昔からさかのぼれるので大変参考になりました。また、写真も貴重な情報ですが、標準地図の等高線表記も勾配や地図記号が読み取れてどんな環境かを感じ取る事が出来ます。

液状化について

液状化』に関してはメカニズムからどんな地域がリスクを有しているのかを考えていきます。

Wikiより引用

液状化現象(えきじょうかげんしょう)は、地震の際に、地下水位の高い砂地盤振動により液体状になる現象。単に液状化(えきじょうか、liquefaction[1]ともいう。

これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい構造物(下水道管等)が浮き上がったりする。この現象は日本国内では、1964年新潟地震の際に鉄筋コンクリート製の建物が丸ごと(潰れたり折れたりではなく)沈んだり倒れたりしたことで注目されたが、この地震当時は「流砂現象」という呼び方をされていた[2]

実験動画を見るのが一番理解が進むでしょう。


www.youtube.com

『地下水位が高い』と「砂』がPOINTだと感じます。

砂粒子の間隙が大きい程、また砂粒子でシルトに比べて粒子径が大きいと間隙が大きくなって液状化の影響(水分子の吸着が外れ)が大きく現れると想定されます。

逆に、粘土/シルト(細粒分)をある程度含んでいると間隙内を埋めてくれる為液状化が起こり難いとされています。

先ほど、地形分類を見ましたが、液状化の起こりやすさは以下表に整理されています。

国土交通省HPより引用)

土質力学』のp11によると

鉱物表面には液中に水素/ナトリウム/カリウムなどのイオンがある場合は陽イオンが吸着する。

水分子自身も双極性があるので表面に吸着する。

吸着水膜厚さは鉱物の活性とイオン濃度で異なり、イオン濃度が低い程、活性が高い程厚い。

吸着水膜が厚いと粒子間の反発が大きく、薄い程吸着力が大きくなるので

海水のように陽イオンが多い水の中で堆積すると粒子同士が吸着しやすくフロックして間隙の大きな土粒子構造をつくりやすくなる

とあります。従って、『海沿いの埋め立て地』は上記の間隙が大きく「特に」液状化の被害が大きいと想定されます。

次に、構造塾の佐藤さんの動画でも地盤のテーマの際に紹介されていた「神村」さんの動画を紹介します。大変分かり易いです。


www.youtube.com

ここで表現される様に、

①細粒分含有率が15%以下しか含まれてこない場合は液状化し易い

②粘土分含有率が10%以下しか含まれていない場合は液状化し易い

③①&②以外の場合でも塑性指数PIが低い(保水力が低くサラサラ)

(粘土のふりした砂質土)≒塑性指数が15%以下のものは液状化し易い

と教えてくれています。

なお、ここで重要だった点は、細粒分含有率/塑性指数は土質試験をしなければSWS試験だけでは確認できないという指摘です。

ただ、千葉県に関しては浦安の液状化を受けて?か既に調査を実施済み?の様で、液状化の発生リスクを公表してくれています。

3.液状化リスクMAP

keihatsu.bousai.pref.chiba.lg.jp

各想定震度に対して液状化リスクを表示してくれています。

更には、このサイト、土質断面まで確認できてしまいます。発見した時は感動しました。

凡例

しかも、直下地震の想定スペクトルまで調べられました。

千葉県北西部直下地震想定スペクトル

大正型関東地震想定スペクトル

比較的ミクロのMAPになっているので、しっかり建築予定地のリスクを確認した上で地盤補強を計画される事が改めて大切かと思います。

土地を購入する際には、参考になる資料かと思います。

是非自身でも検索して確認してみて下さい。

以上です。

建築家に学ぶ: 佐々木達郎のエコリゾート作品とクリエイティブな技術

こんにちは。Larkです。

本日の新年1発目は「建築家に学ぶ」カテゴリーで『佐々木達郎』さんです。

エコハウスの動画を見ている中で、面白い(講演)動画がありましたので御紹介になります。

www.youtube.com

佐々木達郎氏

動画の中の講演内容を記載していきます。

過去の作品
  • 星のや 軽井沢 ,Nagano,Japan,2005

湯川を池として建築に取り込み、水力発電含めたエコリゾートとして設計。

  • 星のや 東京 ,Tokyo,Japan,2016

日本の滞在空間とは…玄関で靴を脱ぐ、畳の上で生活する。を意識して設計。

  • 星のや BALI ,Bali,Indonesia,2017

オープンエアの壁が無い滞在空間、ウッドカービング/ストーンカービングのマテリアルを意識して空間設計。

  • OMO5 東京大塚 ,Tokyo,Japan,2018
空間設計時に意識された事

リゾートとの関わり方、地域・場所の魅力をどう建築に生かすかを考える。

星野リゾート側からの要望

宿泊特化型のホテル

≒泊まる為だけの最低限のパブリックスペース(レストラン等のHardを持たずに)と地域の居酒屋や老舗・料亭と接続していく形を志向。

限られた居室スペースを空間を上下に分けてベッドだけで完結しない空間を設計。

ベット下のヌックスペースの造作がおしゃれでかっこいい!ヌックの背もたれの四角クッションが真似したくなる!!!

  • BEB5 軽井沢,Nagano,Japan,2019

若者の旅離れを解決させたい、中軽井沢の魅力と繋がる宿泊特化型を志向して設計。

中庭をパブリックスペースで取り囲むように配置し、周囲のカラマツを中庭に移植する事で野鳥を中庭に引き込む工夫をしています。建物と建物の間のVoid空間が自然発生的に作られるヨーロッパの広場の様な仲間が集うパブリック空間設計を意識されている様です。

冬の積雪した庭から外部の光が中に広がり、天井の白と庭の白が明るく照らされて気持ちのいい空間に見えます。雪景色を間近で楽しめそうです。

木のフレームにビリジアンのマットレスはやっぱりお洒落な雰囲気を醸し出します。建築と同じ構造・材料で家具まで作る事で統一感を演出すると同時に、コストダウンも達成している様です。

中庭の夜の風景。ライトアップでまた印象が変わります。建物とシームレスに中間領域と繋がり、使い勝手や居心地の良さそうな空間に見えます。

カラマツの縦ラインとガルバ、窓、枠の縦ラインを揃える事で外部との連結と統一感を出しています。ファサードの回でも紹介した連結・連続のテクニックが存分に感じ取れます。

木漏れ日(光)を建築に上手く取り入れる事を意識されていて、壁のテクスチャーは拘られていた様です。木漏れ日を自然に映り込む感じを表現する為に、2重塗装で、塗装下地の上に反射するパール塗装を職人が手でムラ感を演出されているとの事です。

この、パール塗装やテクスチャーの表現方法(ムラ感の演出)を我が家の門柱に是非取り入れたいと思ってこの動画を選定した次第です。ここは我が家の家づくりにも参考にさせて頂きます!!実際にTRYした報告は別途紹介しますね。

本日は一流の星のやリゾートを作り続ける佐々木達郎さんの紹介でした。少し長い動画ですが、大変面白く参考になったのでご紹介でした。

本日は以上です。本年も引き続きよろしくお願い致します。

 

 

本年最後の挨拶

こんにちは。Larkです。

本年最後の投稿になります。7月からブログの投稿を開始して、気が付けば109の投稿が出来ました。ブログをチェックする事すら「0」からのスタートでしたが、初めてみて気付く事が多く、自分自身の学びになって良かったなぁと実感しています。

結果的には、今月は1000PVを超えてきている様で、少しづつですが誰かのお役に立てられているのか?本当にそうでれば幸いです。まだまだ、建築中なので我が家で共有できる事は引き続き記事にして、誰かの参考になれば!…と思いますし、実際に住んでいく中で気づいた点や反省点があればこれも記事にしていきたいと思います。また、エンジニアならではの視点で、我が家の技術的な(温熱、太陽光、蓄電池、スマート化、他)評価をしつつ、ここの辺りの実験的な取り組みも記事にしていけたらと思います。本年は有難うございました。

改めて本当に、家づくりにおいて「施主:LARK」は「素人」であり、一方で「住宅への大きな投資判断・決断」を迫られる為、後悔しない為には如何に「知識」をつけるか が重要で大切にしてきました。一方で、見た目やデザインの内装面は「インスタやピンタレスト」等で迷子になりつつも調べる事が出来ると思いますが、こと「性能面」に関しては何でどう勉強するべきなのか?優先順位をどう考えるのか?が大変重要にも関らず、決して誰も教えてくれません。自分自身で「軸」・「判断基準」を設ける必要があります。これが出来ないと遠回りすることに私自身時間ご掛かってしまきましたが、「施主」それぞれに優先順位がある中で、この辺りについては一般項・共通項と思い参考になればなぁと思って記事にしています。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

これに加えて、以前記事にしたNPVの様な定量評価をしていけば、自ずと採用すべきか否かがやり易くなると思います。(鱗滝さんに怒らずに済みます (笑))

特に、請負契約後は怒涛の詳細設計のフェーズ。契約前の骨子の断面でどれだけ施主の「要望」や「ニーズ」が反映されているか?営業さんとの請負契約前の叩き台の断面でどれだけ骨子が仕上がっているか?がPOINTな気がします。ほぼほぼ、間取りが固まっているはずなんですが、間取りに関してはTTP(徹底的にパクる)を意識されるのが、「素人」が「良い家」を建てる上で重要な点かと感じました。有名建築家も「型」や「引き出し」をたくさん持っている様ですが、過去の作品から「自分が感じた良いもの」をまねる事が大切だった気がしています。なので、こんな家に住みたい!を具体的にイメージされる(見つける)ことが再重要かと私の経験からのFBKかと思います。

 

また、決断をする上で「あれもこれも採用」すると費用がただ爆増してしまいます。そこで、『選択と集中』が大切だと思います。私も「自身でDIYで作りながら楽しむ所」をHMへの要望から切り捨てて(安価に抑えて)拘る所は拘る事を意識しました。あまり記事にできていないので、来年ここの辺も具体的に記事にしていこうかなと思います。

40を過ぎての家づくりで、本当に人生の中での一大イベントではありましたが、ブログのタイトルにもなった様に「真剣に」家づくりに取組んできました。松下幸之助の言葉を引用させてもらうと

志を立てるのに、老いも若きもない。
そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。

イデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。
これもやはり熱心であること。
寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。

年齢は関係無い。志の問題であり、どれだけ熱心に、そして没頭出来るかが大切だ。と本当に感じます。家造りに限らず、仕事も趣味も同じですね。良いものを作ろうと思ったら何でも一生懸命にならなければいけないと思います。というか寝る間を惜しんで楽しく没頭していました(笑)

エンジニアとしては、家に関しては本当に素人ではありましたが、家族の為にも自分なりに建築の勉強をしてきました。家建てるとなると、福沢諭吉に言わせる所の

商売の法を心得て正しく取り引きをなすことあたはざる者は、これを帳合ひの学問に拙き人といふべし。数年の辛苦を嘗め、数百の執行金を費して、洋学は成業したれども、なほも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問に疎き人なり。これらの人物は、ただこれを文字の問屋といふべきのみ。その功能は飯を食ふ字引に異ならず。国のためには無用の長物、経済を妨ぐる食客というて可なり。ゆゑに世帯も学問なり、帳合ひも学問なり、時勢を察するもまた学問なり。なんぞ必ずしも和漢洋の書を読むのみをもつて学問といふの理あらんや

実学に通ずる勉強を学問とする と指摘するように、 正に一番生活の中で最も長く住まう「住居」に関して勉強する事が実学ではないはずがあろうか?いや無い!

という訳です。また、これらはお金を払って買うものでは無く、本当に欲しい物は何か?どう生活したいのか?何が幸せか?将来どう過ごしたいのか?資金面は問題ないか?安心して暮らせるか?と色々な形のある家に対して、自分自身の「良い家」を見つける事が大切だったりするんではないでしょうか。

検討開始からたった3ヶ月で請負契約を済ませてしまいましたが(後悔はありませんが)上のポイントを請負契約前に明確に出来るか否かが、家造りを振り返って良い家作りができるかのポイントだった気がしますのでここは改めてお伝えしておきます。

最後に。

なんか偉そうに書いていますが家を買う事は誰にでも将来を左右する一大事であり慎重になって損する事はありません。自分自身の考えや参考になる動画、記事、資料等をブログを通して文字にして整理してきたつもりですが、所詮素人の記事であり自己満足の何物でもないのですが折角時間を掛けて考えてきたが故に、一部分でも誰かの一助になればと思います。

本年は有難うございました。

来年もまた宜しくお願い致します!

 

エクセルシャノンのNS50納品

こんにちは。Larkです。

今年の施工は昨日までとの事で、ウィザースホームの施工チームの皆様、対応本当にご苦労様でした。最後に遂に待ちに待ったシャノンウィンドウのNS50を施工された様ですが、クラックがあったという事で、年始早々にご対応頂くとの事です…。残念。

改めて、シャノンウィンドウ NS50の性能の魅力を紹介したいと思います。

シャノンウィンドウの魅力

以前もシャノンウィンドウの紹介をしましたが、もう一度別動画の紹介です。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

ガラスの性能は進化し続けていますが、一番分かり易い説明はこれかな~と感じたので紹介します。


www.youtube.com

動画の中でも紹介されていますが、日射取得率と熱損失のバランスが性能としては温熱性能としては重要になってきます。

窓の性能

非常に分かり易いグラフですね。LIXILやYKKが窓の2大巨頭で、高級路線で木製サッシがいくつかあろうかと思いますが、以下のグラフの通り、ガラス性能として足元新しい基準に移行し始めている様に伺えます。

シャノンの性能

このサンゴバンの新ガラスを採用したのがシャノンとKWindowであり、シャノンウィンドウが非常に優れた性能である事が良く分かります。特にトリプルのESクリアは突き抜けてきました。

エクセルシャノンとは

エクセルシャノンはどんな会社なんでしょうか?代表メッセージをみてみます。

住宅環境として最も過酷な「北海道」でシャノンウィンドウが誕生し、高性能樹脂サッシに特化した開発を続けられています。従って、「樹脂サッシのパイオニア」なわけですね。

沿革をみると

  • 1980年 樹脂サッシ組立工場を北海道に建設
  • 2000年 株式会社 シャノン設立
  • 2008年 トリプルシャノンを発売
  • 2019年 ESクリアスーパー/ESクリアを採用
  • 2023年 パナソニック連結子会社化 NS50トリプルを発売
        樹脂フレームをフルモデルチェンジ

樹脂サッシメーカーとして歴史がありますね。北海道で鍛えられた高性能サッシは足元の高性能住宅のニーズに遅れてマッチしてきている様に感じます。パナソニック連結子会社化を判断したのも今後のマーケットを捉えられる事と樹脂窓の技術力を評価したからこそかと思います。NS50という名称も「2050年(向う30年)のカーボンニュートラルに対応できる開口部の為に」が名称の由来と思われます。

樹脂窓のメリット

当然ですが、樹脂サッシは熱伝導率が低い為、サッシの弱点である枠部分での熱貫流率低下は熱ロスのみでなく、表面温度の低下に伴うサッシ表面での結露リスクが高まります。

樹脂窓のデメリット

一方で、樹脂はアルミより強度が低くなる為、サッシが太くなり意匠性を損なうデメリットが出てきます。ただ、今回のフルモデルチェンジではサッシ枠に改善がされています。

戸車設計や躯体掛かりを確保する事で設計を見直して強度確保を担保しサッシの薄肉化を進めたようです。

ただ、このデメリットは引き違い戸に特に影響する内容につき、FIX戸はこのデメリットもかなり緩和されてくると思います。間取りなどの窓設計が重要だと個人的には感じます。

実際の設置状況

タイベックシルバーに覆われていて、光が中々入ってきていなかったリビングですが、遂にFIX2枚、引き違い1枚が設置されました。

<窓際ヌックスペース>

<ベンチスペース>

<光の入り方>

<キッチン側見た様子>

<玄関側から見た様子>

この最後の写真はFIXと引き違いの差が分かり易いですね。やはりFIX窓はかなりスッキリしていて美しい!窓もより大きく感じます。

因みにここをFIX+滑出し戸ではなく引き違いにした理由は、最悪のケースで今後物資搬入する時に玄関から大物が入らなくなった場合を考慮して(窓を外せば搬入できる様に)引き違いを選びました。

因みに、床フローリングが貼られて養生されていました。

 

住〇さんではシャノン採用できなかったので、ホントにウィザースさん選んで良かった♪

FIXのNS50はマジでおススメです!

本日は以上です。

トイレの仕様について

こんにちは。Larkです。

少し間が空いてしましましたが、本日はトイレの仕様について記事にします。

クリスマスにトイレの記事をアップするって…。なんかすみません。。。。

我が家のトイレはウィザースホームの標準仕様になります。

TOTO 2022年夏 ネオレスト NJ2モデル CES9220W

仕様を見る限り、CES9220という型番はRS3と想定されます。
機能を紹介していきます。

ネオレストシリーズ別機能比較表

セフィオンテクト(CeFiON tect)

TOTOのネオレストは陶器です。比較対象になるパナのアラウーノ有機ガラス系の樹脂製になります。特に陶器の表面にあった微小な凹凸に汚れが溜まりやすかった弱点を、ナノレベルまで平滑に仕上げた事で汚れが付きにくくなっている様です。上記の図は凹凸が無くなっている事を表現しています。しかも、表面の保護層は1200℃の焼結時の釉薬層の上に純度の高いガラス表面保護層を形成しているので、後からコーティング処理した物と違って耐久性に非常に優れている様です。しかも、耐薬品性(中性/酸性/アルカリ性)にも優れているので輝きが消えないとアピールされています。加えて表層は親水性になっている事で、水を拡げて(濡れ性)汚れを浮かして落とします。

この陶器の技術は他で真似できないという点で一線を画している様です。トイレに求められる機能として最も優先順位が高い項目ではないでしょうか?

プレミスト

プレミスト機能は「便座に座ると」自動で便器に除菌水のミストを吹き付けて水のクッションをつくる機能です。セフィオンテクト(親水性)との相乗効果で、水膜をつくって更に汚れをつきにくくくする技術です。使用時に便器を乾かさない、親水性(水濡れ性が良い)の保護膜ならではの機能を最大限発揮する(活かす)為の機能です。RS3は機能がついている様ですがRS1/2はついていないので注意が必要そうです。これは個人的には必須な気がします。(折角のCeFiontectが活かせない)

裏を返すと、「便座に座る」がトリガーになっているので、男子は必ず座ってしないとこのセフィオンテクトの効果が出なさそうに思いますがTOTOさん期待を裏切りません。

トイレ使用後と8時間未使用時も「きれい除菌水」を自動で便器ボウル面にふきかけるので、トイレのきれいが長持ちする

という事で立ちでもOKそうです… が座ってやらないとママに怒られそうですね。

RS3に搭載されていない機能は以下の『便座きれい』と『においきれい』です。

便座きれい

特に、汚れがちな便座裏まで、きれい除菌水を吹きかけてきれいを保つのが便座きれいの機能です。上記の比較表のとおり、AS2以上でしか対応していません。(残念!)

但し、RS3にも以下の便座の工夫は標準で組み込まれています。

クリーン便座(継ぎ目無し)

汚れの溜まり易い継ぎ目を無くす工夫(一体成型)とか、良く考えられています。

クリーン樹脂

クリーン樹脂とは上記の通り、防汚染効果が高く、これに加えて便器とは逆に撥水性を付与する事で汚れを弾く事で汚れの付着を防止する技術の様です。特許の記載があったので確認をすると…

https://patentimages.storage.googleapis.com/48/26/d6/7a29cd7cfad821/JP5459514B2.pdf

ポリプロピレン系樹脂と、シリコーングラフトポリプロピレンと、シリコーンオイルとを少なくとも含んでなるものである。

本発明による樹脂組成物により形成された成形体の表面には、シリコーンオイルがわずかずつ浸出して、薄い膜を形成し、この膜が表面の撥水性をさらに向上させ、汚れの付着を有効に防止しているとも考えられる。そして、汚れが付着し難いため、それを栄養源とする雑菌等の繁殖も抑制できる。上記説明は、しかしながらあくまで仮説であって、本発明は上記説明によってなんら限定されるものではない

とあります。さすがトイレのTOTO。気づかない所でものすごい技術を磨いています。高いだけの価値はありますね。

掃除のし易い縁なし形状、お掃除リフト、トルネード洗浄

便器の縁裏はしっかり汚れやすい箇所なので、綺麗を保てる工夫がここにも見受けられます。掃除がしやすく、しかも下のトルネード洗浄で汚れも付きにくい様です。

エコ機能(タイマー節電、おまかせ節電)

タイマー節電はシンプルに自動OFFの時間設定ができる機能です。

一方で、おまかせ節電は学習機能でトイレをあまり使用しない時間帯を更に自動で温度を下げて節電してくれるものの様です。

因みに、スーパーおまかせ節電になると学習でOFFするモードになる様です。

シンプルに節電時間設定の節電効果は絶大ですね。やはりヒーターは電気喰うわ~。

AS以上の場合はセンサー検知でON-OFFし、瞬時に便座を温めるので無駄な保温がなくなる様です。これは標準にしてもらいたい機能ですねぇ。NXになると便ふたに断熱材が追加されています。

ただ、RS3は便ふたの自動開閉機能はあるので、保温性は若干効いてくるかとはおもいますが、便ふたに隙間があったら断熱材を自分で貼るのもありかもしれませんねぇ。

NXとかはめちゃめちゃ高そうですので…。初めから問い合わせてもいません(笑)

床排水

床排水にする事で、排水配管をきれいに隠す事が可能=スッキリとスタイリッシュになる上に節水効果も床排水の方が高い様です。

災害時の機能

災害時の電気ボタンがゆえに排水できなくなりがちですがしっかり手動操作を容易してくれています。

唯一のオプション

最後に、完全に見栄ではありますが、唯一のオプションはリモコンをスティックリモコンに変更した点でしょうか。

標準リモコン・・・・ダサすぎるもん…。

 

という事で、ウィザースホームでは標準でネオレストが選べたのは非常に有難かったですね。

本日は以上です。

工事進捗!

こんにちは。Larkです。

本日は、出社前に久しぶりに現場に少し寄ってきました☆

リビングの勾配天井部分にネオマフォームが入っていました。

勾配天井断熱材

我家はオプション施工で厚み190mm!屋根(天井面)はしっかり断熱確保しました。

95×2の厚み。やばいですね。

可変透湿シート施工

現場では、タイベックのVLCスマート(壁面)と標準のペーパーバリア(天井)を丁寧に施工をされてました。

階間断熱材

一階には天井に防振吊具と断熱材が入っていました!

浴室、トイレ間壁面断熱材

風呂場に目をやると防音と断熱目的の断熱材が(オプション施工、但し居室隣接の場合ウィザースは標準)みっちりと入っていました。

浴室基礎断熱・気密処理

基礎断熱の気密処理もしっかりやって頂けていて安心です。

いつも丁寧に施工頂き有難うございます!

引き続き宜しくお願いします!

大阪(USJ)旅行!のついでの大阪建築探訪☆

 

こんにちは。Larkです。

人生で初めてUSJに行ってきました。愛知にいた頃はディズニーランドかUSJか?を選択するとなると必ず「ディズニー」を選んでいた事もあって、USJに行く事が今までに一度もありませんでした。

千葉に来てからはより大阪がより遠くなった事で、(そしてディズニーが身近になった事で)USJに行く機会はいっこうに無く、ついに今を迎えてしまいました。

子供が大きくなって、①USJに行きたい②飛行機に乗りたい③三角公園に行きたい

と(③は誰かのYOUTUBEでも見たのでしょう…)大阪行きを望むのんで、遂に念願のUSJの旅行を計画した訳です。

にしても、USJは外国人(中国人と韓国人?)だらけで、海外かっ!?と突っ込みたくなるぐらいでしたが、アトラクションは非常~に楽しかったです。ミニオンスパイダーマンマリオカートハリーポッターとメインどころはおさえられたかな???私としては、最終日の道頓堀周辺の建築探訪が正直一番ワクワクしましたが…。

子供はグリコのポーズを決めに道頓堀へ!ママは食べ歩きを!Larkはこっそり建物を狙いに(笑)

という事で、旅行としては完全におまけの建築写真を備忘の為にアップしておこうかと思います。

藤本壮介 心斎橋 ユニクロ

夜は流石に撮影できず…。ライトアップ時の写真はとれませんでしたが…。夜はこうなります。白一色ですが、凹凸の連続と凹凸による陰影でシンプルでありながらも個性的な表情を。夜も一際目を惹く建築になっています。

隈研吾 LVHM大阪(エトワール心斎橋)

石とガラスによる表情は重厚感と高級感に溢れています。

ディオールファサード乾久美子氏のデザインで、ダブルスキンのパンチングメタルで表現されています。メタルでも格子の(ブランド)表現が出来るってすごい発想です。上部の重厚感と上手く調和されていて、全てが石とガラスでは重々しくなる所が美しいサイズ感で四角形が組み合わされている事で縦長のファサードにも拘らずバランスが整っている様に感じます。

青木淳 ルイ・ヴィトン大阪御堂筋 

帆船の様に、ファブリックで構成されている様にみえる外観ですが、実はガラスにファブリック模様がプリントされています。軽やかな印象を与えています。一方で、足元になる壁面はメタルですが「波」のイメージの凹凸があしらわれていて、光の当たり方で見え方が刻一刻と変化する高級感と重厚感がある壁面でした。あまりの美しさに思わずパシャリ。

安藤忠雄 こども本の森 中之島

私の一番のお目当ての安藤忠雄の図書館。子供たちがおみあげを物色しているスキに図書館へGO!

大きなリンゴがお出迎え。

子供たちは夢中に本を読んでいます。こんな環境羨ましすぎる!!

所どころにある、本棚の中にあるベンチスペース。30㎝も無さそうな奥行ですがベンチとして成立しています。住宅の家づくりにも参考にできそうです。

8段の本棚がこれだけ連続して壁になると圧巻です。僅かに曲率がある事で空間に柔らかさを感じます。

グレーの手摺も絶妙なピッチと幅で格子の様に角度によっては安心感を与え、正面からみれば抜けによる効果で圧迫感を解消しています。

窓際の子供椅子の陰影がかわいくて思わずパシャリ。

 

印象的な階段ベンチ。ここに座ってゆっくりと子供と本を読んでみたかったですがそんな時間は無く。。。。

 

こんな図書館があるなんて、、、地元民は本当に羨ましい限りです。素敵な図書館でした。是非、時間があれば立ち寄ってみて下さい。

因みに、淀屋橋から市役所の前を抜けて図書館まで歩く途中の堀川沿いの歩道は御堂筋のゴミゴミした感じとは一変してすごく気持ちが良かったですよ~。新旧の建物が入混じって独特ですね。

簡単な備忘メモでした。それでは、本日は以上です。