本年最後の挨拶

こんにちは。Larkです。

本年最後の投稿になります。7月からブログの投稿を開始して、気が付けば109の投稿が出来ました。ブログをチェックする事すら「0」からのスタートでしたが、初めてみて気付く事が多く、自分自身の学びになって良かったなぁと実感しています。

結果的には、今月は1000PVを超えてきている様で、少しづつですが誰かのお役に立てられているのか?本当にそうでれば幸いです。まだまだ、建築中なので我が家で共有できる事は引き続き記事にして、誰かの参考になれば!…と思いますし、実際に住んでいく中で気づいた点や反省点があればこれも記事にしていきたいと思います。また、エンジニアならではの視点で、我が家の技術的な(温熱、太陽光、蓄電池、スマート化、他)評価をしつつ、ここの辺りの実験的な取り組みも記事にしていけたらと思います。本年は有難うございました。

改めて本当に、家づくりにおいて「施主:LARK」は「素人」であり、一方で「住宅への大きな投資判断・決断」を迫られる為、後悔しない為には如何に「知識」をつけるか が重要で大切にしてきました。一方で、見た目やデザインの内装面は「インスタやピンタレスト」等で迷子になりつつも調べる事が出来ると思いますが、こと「性能面」に関しては何でどう勉強するべきなのか?優先順位をどう考えるのか?が大変重要にも関らず、決して誰も教えてくれません。自分自身で「軸」・「判断基準」を設ける必要があります。これが出来ないと遠回りすることに私自身時間ご掛かってしまきましたが、「施主」それぞれに優先順位がある中で、この辺りについては一般項・共通項と思い参考になればなぁと思って記事にしています。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

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これに加えて、以前記事にしたNPVの様な定量評価をしていけば、自ずと採用すべきか否かがやり易くなると思います。(鱗滝さんに怒らずに済みます (笑))

特に、請負契約後は怒涛の詳細設計のフェーズ。契約前の骨子の断面でどれだけ施主の「要望」や「ニーズ」が反映されているか?営業さんとの請負契約前の叩き台の断面でどれだけ骨子が仕上がっているか?がPOINTな気がします。ほぼほぼ、間取りが固まっているはずなんですが、間取りに関してはTTP(徹底的にパクる)を意識されるのが、「素人」が「良い家」を建てる上で重要な点かと感じました。有名建築家も「型」や「引き出し」をたくさん持っている様ですが、過去の作品から「自分が感じた良いもの」をまねる事が大切だった気がしています。なので、こんな家に住みたい!を具体的にイメージされる(見つける)ことが再重要かと私の経験からのFBKかと思います。

 

また、決断をする上で「あれもこれも採用」すると費用がただ爆増してしまいます。そこで、『選択と集中』が大切だと思います。私も「自身でDIYで作りながら楽しむ所」をHMへの要望から切り捨てて(安価に抑えて)拘る所は拘る事を意識しました。あまり記事にできていないので、来年ここの辺も具体的に記事にしていこうかなと思います。

40を過ぎての家づくりで、本当に人生の中での一大イベントではありましたが、ブログのタイトルにもなった様に「真剣に」家づくりに取組んできました。松下幸之助の言葉を引用させてもらうと

志を立てるのに、老いも若きもない。
そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである。

イデアを生むと言っても、口先だけでは生まれない。
これもやはり熱心であること。
寝てもさめても一事に没頭するほどの熱心さから、思いもかけぬ、よき知恵が授かる。

年齢は関係無い。志の問題であり、どれだけ熱心に、そして没頭出来るかが大切だ。と本当に感じます。家造りに限らず、仕事も趣味も同じですね。良いものを作ろうと思ったら何でも一生懸命にならなければいけないと思います。というか寝る間を惜しんで楽しく没頭していました(笑)

エンジニアとしては、家に関しては本当に素人ではありましたが、家族の為にも自分なりに建築の勉強をしてきました。家建てるとなると、福沢諭吉に言わせる所の

商売の法を心得て正しく取り引きをなすことあたはざる者は、これを帳合ひの学問に拙き人といふべし。数年の辛苦を嘗め、数百の執行金を費して、洋学は成業したれども、なほも一個私立の活計をなし得ざる者は、時勢の学問に疎き人なり。これらの人物は、ただこれを文字の問屋といふべきのみ。その功能は飯を食ふ字引に異ならず。国のためには無用の長物、経済を妨ぐる食客というて可なり。ゆゑに世帯も学問なり、帳合ひも学問なり、時勢を察するもまた学問なり。なんぞ必ずしも和漢洋の書を読むのみをもつて学問といふの理あらんや

実学に通ずる勉強を学問とする と指摘するように、 正に一番生活の中で最も長く住まう「住居」に関して勉強する事が実学ではないはずがあろうか?いや無い!

という訳です。また、これらはお金を払って買うものでは無く、本当に欲しい物は何か?どう生活したいのか?何が幸せか?将来どう過ごしたいのか?資金面は問題ないか?安心して暮らせるか?と色々な形のある家に対して、自分自身の「良い家」を見つける事が大切だったりするんではないでしょうか。

検討開始からたった3ヶ月で請負契約を済ませてしまいましたが(後悔はありませんが)上のポイントを請負契約前に明確に出来るか否かが、家造りを振り返って良い家作りができるかのポイントだった気がしますのでここは改めてお伝えしておきます。

最後に。

なんか偉そうに書いていますが家を買う事は誰にでも将来を左右する一大事であり慎重になって損する事はありません。自分自身の考えや参考になる動画、記事、資料等をブログを通して文字にして整理してきたつもりですが、所詮素人の記事であり自己満足の何物でもないのですが折角時間を掛けて考えてきたが故に、一部分でも誰かの一助になればと思います。

本年は有難うございました。

来年もまた宜しくお願い致します!