建築家に学ぶ: 佐々木達郎のエコリゾート作品とクリエイティブな技術

こんにちは。Larkです。

本日の新年1発目は「建築家に学ぶ」カテゴリーで『佐々木達郎』さんです。

エコハウスの動画を見ている中で、面白い(講演)動画がありましたので御紹介になります。

www.youtube.com

佐々木達郎氏

動画の中の講演内容を記載していきます。

過去の作品
  • 星のや 軽井沢 ,Nagano,Japan,2005

湯川を池として建築に取り込み、水力発電含めたエコリゾートとして設計。

  • 星のや 東京 ,Tokyo,Japan,2016

日本の滞在空間とは…玄関で靴を脱ぐ、畳の上で生活する。を意識して設計。

  • 星のや BALI ,Bali,Indonesia,2017

オープンエアの壁が無い滞在空間、ウッドカービング/ストーンカービングのマテリアルを意識して空間設計。

  • OMO5 東京大塚 ,Tokyo,Japan,2018
空間設計時に意識された事

リゾートとの関わり方、地域・場所の魅力をどう建築に生かすかを考える。

星野リゾート側からの要望

宿泊特化型のホテル

≒泊まる為だけの最低限のパブリックスペース(レストラン等のHardを持たずに)と地域の居酒屋や老舗・料亭と接続していく形を志向。

限られた居室スペースを空間を上下に分けてベッドだけで完結しない空間を設計。

ベット下のヌックスペースの造作がおしゃれでかっこいい!ヌックの背もたれの四角クッションが真似したくなる!!!

  • BEB5 軽井沢,Nagano,Japan,2019

若者の旅離れを解決させたい、中軽井沢の魅力と繋がる宿泊特化型を志向して設計。

中庭をパブリックスペースで取り囲むように配置し、周囲のカラマツを中庭に移植する事で野鳥を中庭に引き込む工夫をしています。建物と建物の間のVoid空間が自然発生的に作られるヨーロッパの広場の様な仲間が集うパブリック空間設計を意識されている様です。

冬の積雪した庭から外部の光が中に広がり、天井の白と庭の白が明るく照らされて気持ちのいい空間に見えます。雪景色を間近で楽しめそうです。

木のフレームにビリジアンのマットレスはやっぱりお洒落な雰囲気を醸し出します。建築と同じ構造・材料で家具まで作る事で統一感を演出すると同時に、コストダウンも達成している様です。

中庭の夜の風景。ライトアップでまた印象が変わります。建物とシームレスに中間領域と繋がり、使い勝手や居心地の良さそうな空間に見えます。

カラマツの縦ラインとガルバ、窓、枠の縦ラインを揃える事で外部との連結と統一感を出しています。ファサードの回でも紹介した連結・連続のテクニックが存分に感じ取れます。

木漏れ日(光)を建築に上手く取り入れる事を意識されていて、壁のテクスチャーは拘られていた様です。木漏れ日を自然に映り込む感じを表現する為に、2重塗装で、塗装下地の上に反射するパール塗装を職人が手でムラ感を演出されているとの事です。

この、パール塗装やテクスチャーの表現方法(ムラ感の演出)を我が家の門柱に是非取り入れたいと思ってこの動画を選定した次第です。ここは我が家の家づくりにも参考にさせて頂きます!!実際にTRYした報告は別途紹介しますね。

本日は一流の星のやリゾートを作り続ける佐々木達郎さんの紹介でした。少し長い動画ですが、大変面白く参考になったのでご紹介でした。

本日は以上です。本年も引き続きよろしくお願い致します。