土地の調査方法について

こんにちは。Larkです。

能登半島地震、被災地域の皆様、大丈夫でしょうか?

タイミングが悪く、この寒い時期に発生するなんて…。

避難所におられる方々に防寒、飲食、他支援物資が届いている事を切に願います。

 

新潟という事で、いつも動画でお世話になっておりますオーガニックスタジオの「相模」社長のツイッターをチェックしていますと「液状化」の被害が出ている事が良く伝わってきます。

 

構造塾の「佐藤」さんも動画の中で言及していましたが
上物の強度も必要であるが熊本地震の時も「地盤」が緩い場所で被害が大きかったと仰っていたのを思い出します。軟弱地盤をプリンで表現されていて分かり易いですよ。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

建築予定地が家を建てる上でどんなリスクを秘めているか?を確認しておくことがどれだけ重要かを改めて痛感します。(家の設計だけではどうにもならない)

 

今回は、土地の事前調査について触れておきたいと思います。まだ書いていませんでした⤵⤵⤵ まず、参考サイトの紹介から。

1.ハザードマップポータルサイト

一つ目はハザードマップポータルサイトです。

disaportal.gsi.go.jp

上記サイトは市町村のハザードマップリンクの検索と地図上に「洪水」「高潮」「土砂災害」「津波」のリスクを地図上に重ねて表示されるWebツールとなっています。加えて、『地形分類』が併せて表記されるのが良い点です。

地形分類

下記の様に、対象地域が何の地形分類に該当しているかを配色で表現してくれます。

また、一般的なそれぞれの地形に応じたリスクをコメント表示してくれています。

2.地理院地図

maps.gsi.go.jp

2つ目は私もお世話になりました地理院地図です。こちらは、過去の航空写真と比較が簡単にでき、どのような立地だったのかを視覚的に確認できるサイトになります。

昔はどんな土地だったのか?は非常に重要な情報かと思います。例えば(川だった、田んぼだった、山➡切土/盛土、等)かなり昔からさかのぼれるので大変参考になりました。また、写真も貴重な情報ですが、標準地図の等高線表記も勾配や地図記号が読み取れてどんな環境かを感じ取る事が出来ます。

液状化について

液状化』に関してはメカニズムからどんな地域がリスクを有しているのかを考えていきます。

Wikiより引用

液状化現象(えきじょうかげんしょう)は、地震の際に、地下水位の高い砂地盤振動により液体状になる現象。単に液状化(えきじょうか、liquefaction[1]ともいう。

これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい構造物(下水道管等)が浮き上がったりする。この現象は日本国内では、1964年新潟地震の際に鉄筋コンクリート製の建物が丸ごと(潰れたり折れたりではなく)沈んだり倒れたりしたことで注目されたが、この地震当時は「流砂現象」という呼び方をされていた[2]

実験動画を見るのが一番理解が進むでしょう。


www.youtube.com

『地下水位が高い』と「砂』がPOINTだと感じます。

砂粒子の間隙が大きい程、また砂粒子でシルトに比べて粒子径が大きいと間隙が大きくなって液状化の影響(水分子の吸着が外れ)が大きく現れると想定されます。

逆に、粘土/シルト(細粒分)をある程度含んでいると間隙内を埋めてくれる為液状化が起こり難いとされています。

先ほど、地形分類を見ましたが、液状化の起こりやすさは以下表に整理されています。

国土交通省HPより引用)

土質力学』のp11によると

鉱物表面には液中に水素/ナトリウム/カリウムなどのイオンがある場合は陽イオンが吸着する。

水分子自身も双極性があるので表面に吸着する。

吸着水膜厚さは鉱物の活性とイオン濃度で異なり、イオン濃度が低い程、活性が高い程厚い。

吸着水膜が厚いと粒子間の反発が大きく、薄い程吸着力が大きくなるので

海水のように陽イオンが多い水の中で堆積すると粒子同士が吸着しやすくフロックして間隙の大きな土粒子構造をつくりやすくなる

とあります。従って、『海沿いの埋め立て地』は上記の間隙が大きく「特に」液状化の被害が大きいと想定されます。

次に、構造塾の佐藤さんの動画でも地盤のテーマの際に紹介されていた「神村」さんの動画を紹介します。大変分かり易いです。


www.youtube.com

ここで表現される様に、

①細粒分含有率が15%以下しか含まれてこない場合は液状化し易い

②粘土分含有率が10%以下しか含まれていない場合は液状化し易い

③①&②以外の場合でも塑性指数PIが低い(保水力が低くサラサラ)

(粘土のふりした砂質土)≒塑性指数が15%以下のものは液状化し易い

と教えてくれています。

なお、ここで重要だった点は、細粒分含有率/塑性指数は土質試験をしなければSWS試験だけでは確認できないという指摘です。

ただ、千葉県に関しては浦安の液状化を受けて?か既に調査を実施済み?の様で、液状化の発生リスクを公表してくれています。

3.液状化リスクMAP

keihatsu.bousai.pref.chiba.lg.jp

各想定震度に対して液状化リスクを表示してくれています。

更には、このサイト、土質断面まで確認できてしまいます。発見した時は感動しました。

凡例

しかも、直下地震の想定スペクトルまで調べられました。

千葉県北西部直下地震想定スペクトル

大正型関東地震想定スペクトル

比較的ミクロのMAPになっているので、しっかり建築予定地のリスクを確認した上で地盤補強を計画される事が改めて大切かと思います。

土地を購入する際には、参考になる資料かと思います。

是非自身でも検索して確認してみて下さい。

以上です。