第7回 日本エコハウス大賞

エコハウス大賞!!!

こんにちは。Larkです。

いつの間にかエコハウス大賞の最終審査結果がUPされていましたね!

第7回日本エコハウス大賞 最終審査 結果のお知らせ | 日本エコハウス大賞2023

エコハウス大賞は全国の建築家が「提案」では無く、実際に建築した「実例」を以下の8つの項目で評価されるコンテストであります。TOPレベルの建築実例に触れられる大変参考になるイベントで、過去の動画も参考になるものばかりです。

今年度の優秀賞とグランプリのリンクを貼りますが、他の入賞作品もすごい「家」ばかりで面白いので是非家づくりの参考にしてみては?と思います。

 

優秀賞


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グランプリ


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優秀賞


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施主の要望に合わせて新築住宅の設計はされていくとは思いますが、今の時代背景・外部環境において、建築がどこに向かっていくべきかという「方向性」や「ビジョン」が最も審査としては評価されている気がします。グランプリがアパートリノベである事からも足元乱立している性能が低く耐久性の低い賃貸住宅の問題と既に空き家化・老朽化しているアパートの問題点に対して一つの道筋を提示していてかつ意匠建築かつエコである点が非常に評価されたと思われます。

「キウイ棚のある平屋」に関しては、バッファゾーンの配置は秀逸ですね。プレゼンテーションでもコメントされていましたが

出来る限り小さな空間で、無駄のない空間の繋ぎを意識し、寝室⇔LDK、子供室⇔LDKとの繋ぎにバッファゾーンとなる空間を設けています。ソファーコーナーや書斎コーナーを設けながらLDK主体・寝室主体で生活する時など時々によって多様な使い方ができる様な空間としています。バッファゾーンを設ける事により、建具をオープンにしても気にならない暮しを手に入れるという提案をしています。

ゾーニングをする上で、このバッファゾーンの配置を意識する事は大変重要でありかつ参考になる点かと思います。

キウイ棚の家

この小さい空間で多様な使い方ができる居心地の良い空間設計は私も大好きな考え方です。僅か2畳や4畳のスペースがこの家の居心地をググググッ~とLDKも個室スペースもそれぞれとゆるく繋がり、互いを引き立てていると同時にオープン・クローズの使い方など選択肢の面でも幅を上手く広げているなぁ~と感じます。

単純に、お金を掛ければ良いという訳ではなく、住宅建築にはこの様に「設計」次第で家や使い勝手が良くも悪くもなる「設計者の腕の見せ所」がたくさんある点が私も「面白いなぁ~」「奥が深いなぁ~」と感じる所です。

一方で、住宅設計は実際に家に住む「施主」と「設計者」とのキャッチボールの中でブラッシュアップされていく訳で、完全にお任せしま~すではなく、「施主」の要望やニーズを適切に設計者に「伝える」「対話する」事もまた施主の責任範疇なのかなと感じています。逆に、あれもこれも条件を固めて設計の自由度を無くしてしまう事も全く面白くないので何事も「良い塩梅」が大切なんでしょうが、プロ施主目指して「知識」を得ておく事は絶対に「損はしない」と思います。なんせ、多くの施主は初めての建築であり、ほぼほぼこの「ワンチャンス」しか経験する機会が無い訳ですから…。なので、将来の施主の皆さんに少しでも参考になる様に、もう私自身の参考にはなりませんが気づいた点は記録していきたいと思います。

本日は以上です。