ウィザースホームの気密施工

こんにちは。Larkです。

本日は「気密」について記事にします。

意外と今まで記事にしていなかったのに自分でも驚きです。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

そもそもHMとして「気密測定」を標準にしている姿勢に感銘を受けた所が「ウィザースホーム」に好印象を抱いたきっかけでした。家づくりに対する『姿勢』です。

ウィザースホームは2×4、2×6のパネル工法をとっているので、比較的気密がとり易い工法になっています。

以下過去記事の気密のホント参照

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動画で紹介されている様にパネル(ノボパン)に気密テープ、床面材にテープを貼れば気密は比較的取り易い構造なわけです。一方でウィザースホームの標準仕様は以下です。

ウィザースホームの気密標準仕様

ウィザースホーム気密仕様
気密施工① ウレタンフォーム充填

アイテム1 吹付ウレタンフォーム

密着性の高いウレタンフォームを充填し物理的に隙間を埋めます。

気密施工② 2×6工法

パネル工法

面(モノコック)構造とする事で軸組よりも隙間が物理的に少なくなります。

気密施工③ 浴室、玄関の基礎断熱仕上げ

土間施工となる浴室や玄関は基礎断熱仕様となるので、パッキンは気密パッキンとなり、シールパッキンに加えてウレタンフォームも充填されます。

気密施工④ 配線、ユーティリティの貫通部へのウレタンフォーム充填

基本的な事ですが貫通部は当然ながらウレタンフォームが充填されます。

気密施工⑤ 断熱施工は100倍ウレタン

すこし物足りない気がするかもしれませんが、100倍ウレタン発砲が標準です。気密は少なからず有利で取れやすいはずです。ベーパーバリアシートは天井面だけになっています。

気密⑥サッシ周りのウレタン吹付

基本的な事ですが、サッシ躯体周辺は隙間が発生する為、ここもウレタン充填で隙間を埋めます。テープ施工は無しっぽい。

 

と、ここまでが標準気密施工の範囲です。これでも、いくつかのブログやインスタを拝見する限りでは0.6~0.8が標準的な結果になっていそうです。

tokage-myhome.com

我が家での追加オプション

ただ、折角パネル工法なのに気密テープ処理をしないのは勿体ない!!我が家はオプションで気密テープ施工を追加して頂きます。もともとブチルテープを床面と壁面へ追加で依頼させて頂きましたが、やはり施工性の面でやりづらいからか(強烈な粘着力と厚みと切り難いから?)こちらの逆提案がありました。

床施工⇒ツーエステープ(アクリル系)

壁面(ノボパン)⇒BKガード

最近は、良いアクリルテープも出てきている様で、超高気密高断熱の工務店さんはいろいろなテープを部材の適材適所で使い分けている様です。床は不陸とか床鳴りとかいろいろ考えるとテープ粘着力や密着性・寿命の面でブチルテープも捨てがたいですが最近はアクリルも主流になりつつあるようで、上記でOKを回答しました。

後は、気流止めがしっかりできているか、等の施工の仕上りがどうかでしょうか。更に、過去記事でも紹介した可変透湿シートも追加しています。

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あと補足ですが、一般住宅の隙間分布がビルダーズに記載されていまして、抜粋を紹介します。隙間はやはり接線・接点に発生する為、窓枠や巾木、コンセント、台輪、間仕切枠等です。決して、窓枠や壁、天井だけではありませんね…。

因みに、耳馴染みの無い「台輪」がこの部分だそうです。

台輪

1次の気密測定は仕上げ前の手入れ・修正をし易いタイミングに是正・修正する為の目的で実施します。このように隙間箇所(風)を感じる箇所が無いかを調査するとかめっちゃおもしろそう!年休とらないかんな。。。。

これからまさに、本日の建て方の作業から内部の仕舞詳細(気密・断熱施工)のフェーズに移っていきます。この辺りを確認していくことになりそうです。気密測定結果も参考になる様に引き続き、記事にしていきたいと思います。

本日は以上です。