玄関基礎断熱処置について②+ウィザースホーム基礎仕様

こんにちは。

Larkです。

過去記事でとりあげました「玄関断熱処理」について決着がつきましたので記載します。

 

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

以前も記載した様に、ウィザースホームでは現時点の標準仕様は以下となっています。

標準仕様

ウィザースホーム基礎

ウィザースホームの基礎の立ち上がり幅は150㎜です。コンクリートの熱伝導率は1.6W/mKで計算されているので熱抵抗としては0.094しかなく熱伝達抵抗0.11、0.04を足した熱貫流抵抗は0.244、結果熱貫流率は4.103ととんでもない数字になってしまいます。これに面積と日の当たる基礎とそうでない基礎で×1か×0.7で計算されており、南北の面積が2.47m2×2、東西の面積で0.66m2×2もります。床下側は断熱材をオプションで施工するのですが外壁側がそのままの結果、

UA値

各熱損失

土間の熱損失が全体の21%も占めてしまったのです。そこで、内側の断熱施工方法について調整していました。営業さんを中心に、設計さん、工事監督と調整した結果、下記の施工に落ち着きました。標準のタイル見切りいっぱいまで断熱材を施工する結果20㎜×2の断熱材が施工頂ける事となりました。これは大違いで、結果としては

修正後

修正後 熱損失

我が家はドラムスペースをとっていて普通の家より土間部が広いので影響がより大きいのですが、UA値が0.03も改善されました!土間の断熱、、、ばかになりませんよ!対してコストもかからないのに…。ウィザースホームで建築予定の方は必ず必須なオプションと思います。

一部基礎についてふれましたので、簡単ですが紹介しておきます。

ウィザースホームの基礎は「スラブ一体べた基礎」工法を採用しています。上の基礎写真をみても地中梁が無い様にみえます。我が家の基礎も現在配筋作業をしていますが、捨てコンを打った断面で全面がフラットだったのでおや?と思い確認をとりました。

基礎

我が家は長期優良取得で許容応力度計算による耐震等級3としていますが、当然基礎も計算に含まれており、家によっては必要に応じて地中梁を入れるそうです。(先輩ブロガーの基礎を見ても地中梁が入っている家もあったので、あって当たり前と思っていたところもあり・・・。)我が家は不要の判断・判定結果の様でした。ただ、一部のスラブには部分的に配筋補強が入っている様に見えます。

この機会に構造計算結果を受領したので、勉強がてら理解できた断面で必要に応じて紹介するかもしれません。「人通口部分の地中梁は当たり前」と思っていたので正直焦りましたが。。。

◆ウィザースホーム基礎仕様まとめ◆

基礎:スラブ一体べた基礎  シロアリ入りにくい

基礎高:410㎜       少し高めで良い?

主筋:13㎜         普通、少し物足りない?

基礎幅:150㎜       普通

コンクリート密度:30N   まあ良い

・マークアンカーボルト、ホールダウン金物仕様、ハンチ補強、防湿フィルム施工

・人通口切り欠き部や外周部の地中梁・基礎補強は構造計算次第

(地中梁時は一体打ちしないかも・・・先輩ブログの画像をみると)

土間断熱はオプション断熱施工必須

★基礎断熱部分は気密パッキン仕様 ⇒OK

2×4は在来工法と異なって、荷重分布が柱の集中荷重ではなく面の等分布荷重となって基礎に優位だったりするのかな?ちょっといろいろ調べてみます。この差があるならまたコスパが良いって事になりますよね。。。

本日はここまでで。