我が家の階段について

ウッドワン デザイン階段 light

こんにちは。Larkです。
久しぶりに庭の話から離れて住設に戻ります。

本日のテーマは階段です。

我が家の玄関と階段配置

過去記事でも紹介した様に、我が家の階段は北玄関を入って正面に2階へ上がる階段、南の庭へでる1階の窓に繋がる吹き抜けを中心に東に個室、西に水回りを配置しています。階段の吹き抜け空間は我が家の中心であり、基幹動線であり、見せ場でもあります。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

階段配置の考え方

間取りと動線はセットで考えられることと思いますが、この動線に最も影響するのが、『階段配置』ではないでしょうか?最近では、「回遊動線」が流行っている様に思いますが、私は「クローバー動線」を採用しました。これはいつもの「間取りの方程式」から学んだ内容です。

クローバー動線とは

玄関・階段を建物の真ん中に置き、その周りに各部屋を配置していくと動線が自然とクローバーの形を描きます。玄関・階段がクローバーの「茎」となり周りに部屋という「葉」を広げていきます。

階段中心型

リビングダイニング中心型

まずは動線の「茎」をつくる事から…とされています。

真ん中階段(クローバー動線)のありがたみ
・廊下が削減できる
・部屋から部屋へスピーディにアクセスできる
コスパが良い
廊下が削減できる

廊下は植物で例えると茎と葉身を接続する葉柄に相当しますね。無駄にこれを伸ばすことは非効率でかつコストもかかる訳です。なので茎を中心に四方へ葉を最短距離で伸ばしていきます。

葉柄

間取りの動線も同様に、スムーズな移動とする為には物流の基幹(最も移動量・頻度の多い)を設計し、これを中心に置く 事が「茎」をつくるを意味していると考えます。

 

一方で、敢えて廊下を設計してそこに居場所をつくるテクニックもある様ですが、物流・動線効率面ではやはり廊下をつくらない設計は効率的でありメリットがあると考えます。

部屋から部屋へスピーディにアクセスできる

廊下を減らす事は移動距離を減らす事に繋がり時短になります。一方で、各部屋間の移動は時には直接接続される環状化(回遊化)したい所が発生するとは思います。しかし、首都高がまず東京を中心に物流を四方八方に伸ばしていった様(以下青線)に優先順位はクローバー動線化が先の様に感じます。そして必要に応じて(連関が強い場所は)壁を除いて通路を設け部分的に回遊化すれば良い(以下赤線)のではと思います。

首都高速の環状化

住宅の間取りも物流を考えるPOINTとそう変わらないので、各部屋から各部屋に連関を考えて「ゾーニング」しさらにそれを「茎」の幹線を中心に配置/レイアウトしていく設計方針は一般化された良い間取りの方程式なんだと思います。

コスパが良い

最後にコスパですが、玄関と階段をセットで考えずに、道路が東面なので何も考えずに道路側の東に玄関を設置し階段を中央に、、、とすると無駄に「建物内に」通路を作らなければなりません。もし、玄関をセットで考えて、「廊下を外に追い出す」 と考えたらどうでしょうか?家の中を通路としたか外を通路としたかの僅かな違いで、建築面積、建築コストが変わってくるわけです

設置する階段について

階段はWood Oneの『デザイン階段Light』を選びました。

デザイン階段Light|WOODONE

ウッドワン デザイン階段

もともとはアイアン階段にしようと思っていましたが・・・やはり高い。アイアンはササラの見附幅を小さくスッキリさせられるのでよりシャープで抜け感がでる点ではメリットなんですが、我が家は白を選択しますし、コスト以上の効果は出ないと判断しました。手摺はしっかりアイアンにして階段のササラは木製にする事で少しでも予算圧縮としました。上の階段でも十分カッコイイので満足しています。

  • ささら:ホワイト
  • 踏板:集成材「オーク」

因みに、我が家では手摺も階段と同じ(右上と同じ)『白』アイアンにしています。

階段手摺はカツデンの階段手摺です

階段手すり | KATZDEN

カツデン 階段手摺

他にも施主支給にしてネットで安そうなアイアン手摺はいくつかあったのですが、階段施工は最後になる様で、製作⇒設置のタイミング調整が面倒だったのでウィザースホームと付き合いのあるカツデンさんにしてちゃんとHMにお任せする事にしました。

階段周辺で工夫した点

階段先の窓高さに合わせて、2段下げた窓際ヌック(ベンチ)スペースの床下の天井面は面合わせを頂きました。結果、1900mmを切る低い天井が出来上がりある意味「トンネルをくぐる」様な感じになったのですが、外にもしっかり抜けているので空間にメリハリをつけられて逆に若干の籠り感もでて良いスペースになったのかなと思っています。ここはテラス・庭の外部と繋がるある意味「中間領域」的な場所なので、寒いと思えば中に入り、キャンプ用のベンチ等を置いて、外の庭を愉しむ為のスペースとして活用したいと思っています。なので、レモンの植木鉢や観葉植物などサンルーム的に上手に使えればなぁと現時点は考えています。床はフローリングのままでいくか、タイル仕上げとするか最後まで悩みましたが、玄関前からのラインを優先してフローリングのままとしました。

 

まだ何一つ出来上がっていないので紹介できる写真は1つも無いのですが、今後の工事の楽しみな部分の1つでもあります。

本日は以上です。