ファサードについて①

 

こんにちは。

Larkです。

本日はファサードについての考察です。住宅の第一印象を決定づける顔面?家面?です。土地が決まる事で、隣地や道路、駐車場の配置が決まり、ファサード面が決まります。我が家では北東になります。

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次に、階高や屋根の形を決める事によりファサード面のおでこのサイズが決まってきます。

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我が家では、総2階縦ベースになるので片流れにすると3階建てに近いフェイスになってしまいます…。おでこ広すぎ問題で通常の片流れはNG。必然的に、切妻か寄棟かハイサイドを確保するように高さをずらした片流れの組み合わせ屋根or片流れ+下屋、緩勾配片流れの選択になります。

後は好みの領域かもしれませんが、寄棟は軒がしっかり出ていないとカッコイイ印象にはならず、ウィザースホームの構造ではしっかり軒を出す事はできないのでNG。片流れの組み合わせは好みでないのでNG。結果、切妻と緩勾配片流れの2択になりました。

モダンな印象で緩勾配片流れも非常にカッコイイし、北側ハイサイド、太陽光の面積UPと太陽光による重心ずれ影響小の優位点が多々ありますが、ウィザースホームでは金属屋根施工はやり慣れていないであろうという判断(リスクヘッジ)と前回記事で書いた様に瓦を選択した事もあって切妻をチョイス。(ここは消去法というよりも好みの問題も多分にあり)

だってかわいらしいでしょ。

ただ、後から気づいたんですが、太陽光は切妻の面積では少し不足感がありました。この点は若干の後悔POINT。判断タイミングではこのメリットを加味できていませんでしたが、ハウスメーカー決まっていたので結果は変わらないですね。

さて大まかな顔の形が決まりました。次に考えるべきは屋根勾配でしょうか。

屋根勾配については、上記の過去記事にも記載した通り、静圧変化や太陽光の発電効率、内部の空間、屋根重量・家の重心位置の変化等に影響しますが、今回はファサード・見た目についてです。勾配が高くなればペンシルハウスの様になり間延びした印象になります。一方で、緩勾配とすると大分安定感のある印象に変化します。因みに参考までに伊礼先生の他の住宅(鹿児島の家3寸、下田のゲストハウス4寸)の屋根勾配です。我が家の3.5寸も良いところでしょうか。

併せて、壁面の縦横比を黄金比の1:1.618 に寄せる事でより落ち着いた「美しい印象」にぐ~っと近づきます。

なので、もともと3間×5間の諫早の家のファサード面を4間に少しでも広げて縦横比をクレジットカードに使われるような黄金比に近づけるようにしました。なお北面の横5間幅はもともと黄金比にミートしておりました。美しいプロポーションなる所以なんでしょうかね???。

因みに、黄金比の他にも白銀比や青銅比、大和比などがあります。縦横比はプロポーションを印象づける重要な要素と思いますので参考にして頂ければと思います。

「黄金比」「白銀比」「青銅比」「白金比」「第2黄金比」 - WURK[ワーク] (eigobu.jp)

次に、大枠の形が決まったら、窓や外壁、形状(ふかし等)・素材(材質)によるデザインの付与になります。デザインには4原則があります。

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これは窓や下屋の凸部、凹部、玄関等の各パーツの繋がりや組み合わせ方次第で印象を大きく変える事ができるという事で、住宅のファサードにもことごとく当てはまっていると感じます。特に窓を整列・近接・反復させ、サッシ間の連結・強調が図れる事でカッコイイ印象を付与している家が多くある様に思います。

本日はここまで…。