庭について考える(ウッドデッキ)

こんにちは。Larkです。

本日、また現場に伺ってきました。スイッチの一部干渉箇所の微修正確認の為です。施工の中で大工さんが指摘してくれた部分になります。現場監督も随時連絡して頂けているので安心できます。いつも有難うございます。

現場確認で1階の天井受け材が施工されていて高さのイメージがつきました。

また、階段上窓際のヌック(小下がり)スペースの床が貼られていました!

窓際ヌックスペース

ダイニング横の窓も外壁のふかしが完了し設置されていました!

ダイニング脇の窓

リビングからは窓方向は抜けているので解放感があって良き☆予定では下から植栽がこんにちはする予定ですが、大きく成長するまで何年必要になるか・・・・。内側は下面だけブチルテープ?、外枠は外周全てブチルテープが貼られて防水シートで仕舞されていそうでしたね。ふかしとの接点は気密テープ処理がされていました。サッシ枠の気密ウレタン吹付処理はまだされていなさそうでしたね。

 

引き続き大工さん宜しくお願い致します。

ところで、差し入れって何が喜ばれるんですかね。ワンパターンの飲み物と小袋系のお菓子ばかりで、、、。また直近は温かくなってきて、寒い時はHOTの何かが喜ばれるんでしょうが、、、。

 

近況報告は終わりにして、本日はウッドデッキについて考えたいと思います。以前記事にしました南面の庭に設置予定のウッドデッキです。こちらもDIYでやる予定で、下見でホームセンターに行ってきました。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com

ウッドデッキは屋外で使用できる「ハードウッド」が基本かと思います。そこで、資材売り場を覗いてくると、流石に高級でしたねぇ。

そこで、隣に目をやるとこんなものがありました。

サーモウッドとは

屋外用途に使えるサーモウッドとは

サーモウッドは200℃近くの高温熱処理により、防腐剤などの薬剤を使用せずに、熱と水で処理により耐久性が向上し、水の浸透性が低下し、それに伴い寸法安定性も向上、ヤニの排出による軽量化、断熱性の向上と言い事づくめの改質材の様です。

改良のメカニズム
サーモウッドの改良メカニズム
1)抽出成分の揮散・分解
2)ヘミセルロース加水分解セルロース結晶化度の増加・リグニンの解重合と再結合
上記のリンクの様に、植物は細胞壁セルロース繊維とマトリックスを構成しているヘミセルロースペクチンやリグニン等で構成されています。
主にこのマトリックス中のヘミセルロースやリグニンが熱による変質により形態を変える事で(結晶化度やリグニンがリグニン同士、セルロースとの結合等)セルロースの吸湿性や膨潤を抑制したり、含水率の低下や、木材腐朽菌が分解しにくい結晶化構造をとる事に由来している様です。
一方で、気になるコメントは
特に高温熱処理では強度と耐朽性がトレードオフの関係にある。200℃を超える熱処理では木材強度の大幅な低下を伴う
とあるので、粘着剤的な要素だったマトリックスの変質に伴い強度を失うと勝手に解釈しました。使い方や構造・強度設計には注意が必要そうですね。
参考論文リンク)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwpa1975/31/1/31_1_3/_pdf/-char/ja

サーモウッドの外観

サーモウッドの方がセランガンバツ材より木目が出ていて、木の表情がそれぞれ違うので個人的には好きでした。上記写真と現物は全然印象が違うので現物を確認された方が良いと思います。また、確かに全然軽くて、堅くなさそうなので施工性も良いと思われます。値段も普通のツーバイ材よりは高いですが、ハードウッドよりは確実にお求め安そうな値段でした。

という事で、基礎~立上りの柱はセランガンバツ材で、床面はサーモウッドで構成していこうかと思います。

 

最後に面白いな!と思ったアイデアを紹介します。以下はベガハウスのルームツアー動画です。リビングの窓から見える庭の表情を工夫して、『坪庭のGLを持ち上げる(土で盛り上げる)・勾配をつける』工夫をされています。これにより、グラスの緑の表情を豊かに(目視できる緑量を増やして)変化させています。(10:40付近)


www.youtube.com

ウッドデッキの脇、玄関正面⇒南面の庭部分はこの工夫を取り込んでもよいなぁと感じました。狭い庭なんで、いろいろと工夫が必要そうです。。。

それではまた。