理想の庭ってなんだろう?

夏の木漏れ日の無料写真素材 - ID.3472|ぱくたそこんにちは。larkです。

最近はお庭の事を良く考えています。まだまだまとまっていませんが、記事にしながら思考を整えて行こうと思います。

家の設計と同様に、庭の設計も基本的には同じなんだと思います。

  • 居場所を創る
  • そこで何をしたいかを具体的に考える

基本はこれかと。でもその前に庭に何を求めているのかを棚卸したいと思います。

植物の魅力

私は母方の実家が岡山の山の上であった事もあって、田舎の原風景には憧れがあります。また、京都、奈良、鎌倉の純和風庭園や苔寺、苔庭、枯山水みたいな素朴な風景も大好きです。植物による四季折々の変化が時間の流れと成長を感じさせてくれます。まるで子供を見ている様です。生命なんで当然か。

時には果実としてご褒美をくれたり、落葉し寒さから身を守ったり、我慢強く成長しようとする様は本当に愛おしく感じます。寒暖差で色を変えたり、暖かくなって花が咲き、葉は光のEgを吸収し、根は水を吸い、まるで血管の様に地上部と地下部を養分や水分を循環させ、人と同じように呼吸や蒸散をし、実を付け、それを食べて楽しめる変化に富んだ植物は絶対に庭に植えたいと考えています。

最近は手入れが大変なんで人工芝を敷く方が多くなった様に思います。手入れの労力は減りますが、それで本当に使いたくなる・居場所ができる庭になるんだろうか?と疑問に思います。人それぞれ価値感が違いますが、使わない庭になるなら、高いお金を払って買う土地としては損している気がします(代わりに住宅にお金を掛けた方が良い)。

私が小さい頃の実家には狭いスペースに「梅」の木が生えていて、母親は自家製の梅酒や梅干しを作ってました。紫蘇ジュースとかドクダミ茶とかつくしのお浸しとかヨモギ餅とか、お世辞にも子供ながらにあんまり美味しくなかったあの忘れられない自家製の料理たちは今も記憶に刻まれています。折角庭を持つ事ができるので、季節を感じる、ちゃんと世話をして食べ物・収穫に感謝の気持ちを感じる事ができる果樹もまた植えたいなぁと感じます。できれば、子供にそれを経験してもらいたいし、お金を払って買っている「食べ物」をつくる大変さと木の剪定や土いじり・水やりを通して木々の生命力や植物とその周辺の科学を実物を通して教えてあげたいものです。

外部空間の良さ

私はキャンプが好きです。何がいいのか?何で好きなのか?を考えると、開放的な外部空間を無意識的に良いと感じているのかもしれません。光や風、寒い外気の中での火の温もり。寒い中で食べる温かい料理の有り難み。暗い中で灯す光の有り難み。不自由の中に感じる火や光から、電気や熱の有り難みをリアルに感じれる所が本質にあるのかもしれません。昼間は木々の間から見上げる青い空と白い雲であったり、木洩れ日の中でハンモックに揺られてみたり、夜はビール片手に星空を眺めてみたり、非日常のゆっくりした時間を愉しめる所に魅力があるんだと思います。身近な庭がそんな空間だったら最高だなぁと感じる訳です。

 

今日の考察の振り返り

季節を感じる庭にしたい。季節によって変化する色や花、果実の恵み、摘果や剪定などの手入れ、土いじりを通して自然と繋がる関係性を持ちたい。これを通して食育にも繋がるとなお良い。外での時間(本を読んだり、飲み物を飲んだり、ぼーっとできる時間)をとれる居場所をつくりたい。寒い時もキャンプのストーブやチェアを出してキャンプの時だけの道具にしない庭づくりを目指す。そこには、狭くても緑が身近にあって日々の変化を感じられる庭にしたい。