ものづくりについて考える

 

こんにちは。

Larkです。

本日は「ものづくり」についてコメントします。といいますのも以下の動画をみて思うところがあったからです。

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いつもの、野地木TVですが、ゲストが大物ゲストの「小泉誠」さんです。

小泉さんは

ヤコブセンや中村好文さんの様に、「家具デザイン」のみでなく「建築」もシームレスに取り扱われるデザイナーさんです。以前の庭のテーマの際に、リンクするか迷った以下の動画の中には、伊礼さんのi-worksと小林賢二さんの庭で繋がっていると小泉さんの舎庫が写っています。

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舎庫:https://www.youtube.com/watch?v=nP9WF9J8zZU

家:https://www.youtube.com/watch?v=LlM_A5cSs8o

双方の動画には稼働式のテーブルが紹介されており、畳コーナーで真似できるネタだなぁとチェックしています。舎庫の2階のテラスはちょっと危ないですが、めちゃめちゃ気持ちよさそうな空間です。家の方は本当にすっきりしていて、フィン・ユールの話が出たようにシンプル、ミニマム、白できれいにまとまった空間になっています。

そんな、小林誠さんが動画の締めに「ものづくりの覚悟」をコメントされています。

ものづくりが「援助交際的」になっている、出来上がった製品にどれだけ「愛情」をもって接しているか?という発言がありました。ほんと、めちゃくちゃ刺さる言葉です。

 

Larkも技術者であり、ものづくりに携わる一員です。良いものを作る為に徹底的に「現場・現物」を大切に、「物理・原則」をベースに、より良くする為に「拘って、追及する事」が非常に大切だと学んできました。そして、製造する(つくる)ものにどれだけ「プライド」を持てるか。

 

大学生の頃、バイト先の友人の家で家飲みをしに行った際、学生ながら柳宗理カップ(ソーサー)にコーヒーを入れてもらいました。↓コレ

友人はめちゃくちゃ嬉しそうに、大切にこのカップを扱い、語らい、コーヒーを入れてくれました。美しいものに対して大切に愛情をもって接するとはこの事だなぁと。毎日の一瞬一瞬がこのカップ一つで心豊かになる。愛情の持てる製品とはこういう事だよなと。

 

自身の話に戻すと、那須高原に遊びに行った際に、皮のクラフト工房で皮製品の体験をきっかけに、いっぱい考えて、苦労してDIYして作った財布。今は愛情・愛着のあるアイテムになっています。

 

家づくりも一緒だなぁとつくづく思った限りです。単なる「買い物」では無くて、どれだけ「愛情」を持てるか、「大切に」扱えるか。ポーターズペイントで塗るにしても、漆喰を塗るにしても、大変だった思い出や汗をかいた分だけ、お金では買えない「愛情」に変わるだろうし、その後のメンテナンスにも繋がると感じています。

 

最後に愛せる「家」の条件ってなんだ?って事になるんですが、少し考えてみました。

愛する事って、「相手の事を考えて・想って、自分から行動を起こす事」とすればどれだけ、「考えて手を入れてあげるのか」となりますが、その前に自分自身に「その手を入れられる余裕」が必要だと感じています。そこにはベースとなる「ノンストレス」が必要なんだろうと…。

最近は家の事を考えすぎて、家族の為に行動できていないな…。(反省)

一旦、本日の整理はここまで。

お疲れ様でした。