アラフォーサラリーマンが拘りの一軒家を建てる物語
注文住宅の資産価値向上戦略
家を建てるに当たってLarkには素朴な疑問がありました。
「注文住宅で時間をかけて建てる家の資産価値を高めるにはどうすれば良いか?」
「日本の持ち家の価値はなぜ10数年で価値が下がるのか?」
そこで建築を調べれば調べるほど、住宅業界には闇が存在し
1.建築業界≠不動産業界である
2.不動産業界全体で一軒家(建築物)の建物に対する正当な評価ができていない
3.長持ちしない建築物が当たり前に存在し、かつ平気で建てられてしまう
事に気づきました。
you tube上では建築のプロが自ら情報発信する事で
正しい建築知識を施主(買い手)側が得る事が出来るようになり、
今まで見えていなかった建築の闇や問題が
明らかになっている様に思います。
情報化、SNSの社会ならではですね。
上記の業界の課題の切り口からLarkの考える資産価値向上の戦略を整理します。
建築業界と不動産業界
建築士(設計者)、施工者サイドのHMや工務店(所謂の物を作っている業界)と
土地や出来上がった建物を売買したり、賃貸物件として貸し出す不動産業界は
全く別の業種・業態であり、同じ建築物を扱うにも関わらず
当たり前の事ですが専門性も全く異なります。
これって不思議な話なんですが
同じ建物を扱っているにも関わらず
販売時に本来評価するべき住宅性能を定量的に取り扱うサイトは見当たりません。
「築年数 ●●以下」と同様に
「Ua値 ●●以下」
「C値 ●●以下」
「耐震等級 ●●」
とフィルタリングや検索ができても良いものなんですが…。
これは、不動産業界全体が建物の質に興味がない
(高く売れれば良いと考えている)のか
性能を証明できる資料がある物件が少なすぎるのか
現状の建築物の質に問題がありすぎて開示ができないのか
(営業)文系と(建築・工学)理系の差 ないし 知識がないのか
そもそも買い手/借り手に浸透していないのか
いろいろな理由が垣間見えます。
結果的に
不動産業界全体で建物に対する正当な評価ができていない
現状があると思います。
これは、不動産購入者が建築物への知識が無いが故に
その評価や情報が無くても(知らなくても)「売れてしまう」からでしょう。
その結果、
長持ちしない・性能の低い建築物が築年数の基準で評価され建てられてしまう。
事につながったと感じます。
しかし、足元の環境は激変しています。
エネルギー価格の高騰、LCC(ライフサイクルコスト)の浸透、建築に関する情報発信、インフレ環境(新築住宅の取得価格高騰)により
「中古物件の住宅性能評価は今後確実に浸透する」
と考えます。
したがって、自身の物件の性能をしっかりとデータとして残す事
(完成図書などで情報として形にする事)が重要と感じていたところで
以下の動画を見て、ブログ発信する事を決心したのでした。
結論
建物性能には妥協せず、本当に性能の良い家を建てる。
その性能評価を書面やデータでしっかり記録する。
がLark が考える戦略の1点目なのでした。
<あとがき>
https://rakuoh.jp/contents/knowledge/energy-saving-mandatory.html
2022年6月公布の「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」をもとに、建築物省エネ法が改正されました。
これにより、2025年4月からすべての新築住宅・非住宅に対し、省エネ基準への適合が義務化されることになります。
この省エネ基準適合義務化のポイントは、次の3つです。
- 原則すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が義務付けられる
- 建築確認手続きの中で省エネ基準への適合性審査が行われる
- 新法の施行開始は2025年4月予定
竹内教授や小山さん、ラグジュさん、前先生 皆様の情報発信のおかげで
省エネ基準適合義務化決定済みの様ですね。いよいよ確実に差別化が始まりますね。