大谷選手とロジスティック成長曲線(大谷選手から学ぶこと)

大谷翔平、史上初2度目の満票MVPなるか 17日午前8時頃発表|ニフティニュースこんにちは。Larkです。

大谷選手。2度目のMVPとりましたね!おめでとうございます!
いや、ほんっと凄い選手ですね。実力や技術もさる事ながら何よりも大谷選手の「人間性」が出来過ぎている事が凄すぎます。どうやって育てたらあのように育つんでしょうか???

野球の神様と言われたベーブルースの記録を塗り替え、世界の「大谷」になっていますが、今なお「謙虚」な姿勢に本当に驚かされます。小学校へのグローブの寄付の件からも大谷選手は「永遠の野球大好き少年」を29歳にしてなお感じさせます。移籍の去就で盛り上がっていますが、結局報酬どうのこうのよりもより良い『野球環境』を選択していくんでしょうね。目標が明確でプライオリティ(優先順位)がはっきりしている為に「野球人」としての適切な判断ができる所が何よりも彼の強みな気がします。

さて、本日は大谷選手に見習って「地道にこつこつ」と前へ進む成長曲線の話をしたいと思います。よく新人研修なんかで初めに受ける基礎的な話かもしれませんが、

「毎月1%の成長をつづけたら、n年後にどれだけ成長するか?」

という問題です。

成長曲線

1か月に1%づつ成長するという1×(1.01)n乗を10年(n=120)で3.26(326%の成長)、20年(n=240)で10.78(1078%)の成長です。お金の話でも良く取り上げられるこの「複利」の効果は時間の重要性と努力の継続が如何に絶大な効果を発揮するかが分かります。…が、この『複利』の「成長を継続する事」が非常に重要かつ難しい事なんだと個人的には思います<ここからはオリジナルの理論です>

なぜならば、一般的に「人」の成長は「成長に合わせて適切な次なる課題」に取り組まなければ「成長できない」からです。「成長曲線」と検索すると「ロジスティック曲線」と検索結果が出てくる様に、成長はある限界点Kに到達するとサチるというモデルがあります。

エンジニアなので数学の力(微分方程式の力)を借用すると

単純に+0.01の積上げ成長しかしない場合は変化率は常に一定(dY/dt=0.01)

自分自身に比例する成長(Y*0.01%)ができる場合は変化は上記の複利計算の様に指数関数的に成長(dY/dt=0.01Y)

限界点Kでサチる場合の成長は(dY/dt=0.01Y(K-Y))「ロジスティック曲線」となります。

成長が小さな内はマイナスの項は影響しないのですが、自身の成長と共に成長率にブレーキがかかり、Kでサチるというモデルです。これは人の成長もお金の複利にも実は良く当てはまると感じます。だって現実的に無限に成長し続ける訳ないですから…。従って、複利曲線の様に成長し続けるという事は以下の様に環境変化や新しいチャレンジ、課題設定をし続ける事 が重要なんだと思います。

ここで話が戻ってくるのですが、大谷選手はこの『環境変化』や『適切な課題設定』をする力がとんでもなく上手いんだと思います。自分の実力や課題点・反省点を振り返り、適切なトレーニングをし、STEP-UPしながら成長の場・活躍の場を適切にコントロールしていったんだと。体の面や技術面、精神面、あらゆる点でこの「分析力」「考える力」と実行力が優れているのでしょう。

なので、現状の環境に甘えずに、次なるチャレンジを続ける「継続力」とそれを「愉しむ力」が人を成長させるんだと大谷選手を見て感じます。我が子も小さい内は気づかぬ内に成長していくのでしょうが、立ち止まる事なくいくつものチャレンジを愉しみながら乗り越えていってもらえる様に「夢中になるもの、挑戦したくなるもの」を見つけさせてあげたいものです。

改めて大谷選手、MVPおめでとうございます!


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