効率的なエコキュートの設置位置について(住設についてその⑨)

こんにちは。Larkです。

本日は「エコキュートの配置位置」について書きたいと思います。

前回記事でも実は今泉さんが紹介していた内容ですが、再考になります。

shinshin-msi-thanks.hatenablog.com


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14:50~ 水周りは集中させ給湯器との距離を近づける設計を心掛ける

これ重要です。

マンションに住んでいた頃は北側のベランダ部にエコキュートが設置されていて、真ん中のお風呂までの距離が10m程度はあったかと思いますが、シャワーのお湯が出るまで中々時間を要しました。これはエコキュートが悪いのではなく、給湯器の「貯湯タンク」からシャワーまでの無駄時間です。冷えてしまった配管の水が入れ替わるまで冷たい水を出し続けなければならないのです。

節水効果もありますが、シャワーの時に裸の状態でお湯が出るのを待つ「苦痛」を感じ無い様に「設計ができるのです。

我が家の給湯距離

我が家のシャワーまでの給湯距離はせいぜい3mです。サニタリーまで1m程度です。

この距離を短くする程、直ぐにお湯が出る快適装置になります。上記動画では配管径が13A・5mで0.6L、16A・5mで1.0Lの節水・節湯になると紹介してあります。これを参考に換算表をつくるとこうなります。

節湯[L]   13A   16A 
1m  0.12  0.2
2m  0.24  0.4
3m  0.36  0.6
4m  0.48  0.8
5m  0.6  1
6m   0.72  1.2
7m  0.84  1.4
8m  0.96  1.6
9m  1.08  1.8
10m  1.2  2

これが1回あたりの節湯量なので、お風呂のシャワーで間が空くと(私の場合、帰宅時には家族は既にお風呂に入り終わっているので必ず1日に2回分のロスが発生)最低上記の2倍×365日(平日で5/7)の給湯・給水ロスが生じる訳です。

なので基本は「近くに設置する」が王道になろうかと思います。一方で、基礎断熱だから問題無い方もいるかもしれません。しかし、マンションも冷たかったので温度差がある以上やっぱりある程度は冷えてしまうと思います。そこで、既に建ててしまった人、ないしは更に給湯ロスを追い込みたいという方にはこちらの動画が参考になると思います。


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給湯配管のリカバリー策です。施主自ら断熱処理を実施しています。強者ですね…

もし、建築前、基礎施工時(我が家がまさにそのタイミング)であれば、動画の様に床下に潜って施工する必要もなく簡単に断熱処理が実施できます。断熱材もホームセンターに売っている様ですので、簡単に断熱施工ができそうです。

さて、我が家の場合、1日に0.36L/回×2回/d×30d/M×5/7(平日)+0.36L/回×1回/d×30d/M×2/7(休日)=18.5L /M となりました。


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前先生のコメントには10L/min×25℃×1Kg/L×4.2J/g÷60s/min=17.5KW とあります。

ただ、ずっと使い続ける前提なので単純に10L分とすると1/60hrである事に注意しなければなりません。

10L/minで17.5KWですが18.5Lで換算するとCOP3として

×1.85倍/COP3/60min×20¥/Kwhでたかだか3.6¥/18.5L(35℃差としても5¥)

熱量換算でCOPを無視して

冬の温度差がΔ35Kとしたら648kcal/ Mとなるので860kcal/kWhで割り戻せば0.75Kwh(月15¥程度@20¥/kwh)と全然たいした事はありません。水道代を入れても20¥弱程度でしょう。ただ、家族の数や1人当たりのお湯のON/OFF回数(シャワーの使い方)、お風呂の入り方、上記の配管距離、配管径によって何倍にもなるので人によっては最悪でも100¥~200¥/月程度の差になるかもしれません。

因みにネット検索で2m150¥程度で断熱材が売っているので2年で元はとれるかもですね(笑)お金に換算すると実はたいした金額では無いのですが

何よりも「すぐにお湯が出る快適性」が重要かと思います。

必要に応じて断熱施工したら報告します。

 

最後に、2023エコハウス大賞第7回 結果出てませんでしたね。明日、結果発表されてるかな???楽しみです。

 

それではまた。