壁について考える②

 

こんにちは。larkです。

本日も壁の続きです。

 

前回は耐力壁についての紹介でしたが、今回は同じ壁でも外壁についてです。

 

外壁の種類は、タイル外壁、塗壁、サイディング、金属サイディング、木材、様々ありますが一般的に一番多い外壁は窯業系サイディングと言われて言われています。

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ここでも紹介されている様に、窯業系の弱点は2点あると思っています。そもそも①表面の防水塗膜が切れると含水し、凍害(凍結時の体積膨張で割れ➔含水の悪循環)②ゴムシーリング剤の紫外線劣化(硬化)し、構造体の膨張収縮に追従できずにシール切れ 結果、イニシャルコストを抑えられてもメンテナンスコストが増大してしまう という点です。

そもそも、日本の既設住宅設計がLCCの視点で判断出来ていない、安さも求め過ぎたのだと思います。

相模社長は木をオススメしていますが、個人的には材料的にはタイルが最強と考えています。防水性能、強度、寿命の観点で。

特に耐水、排水性能は重要と思います。なぜなら、最も残念な外壁は北面、北西、北東面で含水したまま日射も当たらず、換気されない、空気が滞留する環境下で苔がのっている汚い外壁…。これだけは絶対避けるべきです。

木材も含水しますので、やはり最外層は石、タイルが最強でしょう。欠点は重量ですが、見合った壁量計算をするだけです。

 

ウィザースホームはタイルが標準なので低コストで外壁タイル施工が実現します。

ラインアップ|TILE(タイル)|ウィザースホーム|注文住宅のハウスメーカー

larkが選んだタイルは以下のパウダーフェイスタイル(白)をベースにしました。

 

 

ポイントで金属サイディング(ガルバや木材)を入れるとカッコよくなると思いますがLarkは塗り壁が好きなので、ポイントで1Fの一部を塗り壁としています。

ピンタレストなんかでジョリパッド等で検索するとたくさんおしゃれな外観の家が出てきますよね。ファサードと玄関面の1Fを塗り壁としました。ぬりかべの構造はラス網+モルタル下地に塗装面なので、塗装面の防水性能が破れたり、モルタル下地にクラックが入ると水が浸入して構造材にダメージを与える為、メンテ性(足場費用)や目につきやすい(異常が確認しやすい)箇所に限定して適用する事を意識しました。また、再塗装の観点では、デメリットの要素もありますが色や模様を変えられるという点は(家と長く付き合っていく意味で)実はメリットの要素もあるのかなと思います。

 

注意が必要な点はウィザースでAICAのジョリパッドを選ぶ場合は多少金額が高くなります。一方で、フジワラ化学のジュラクペンアートを採用すれば(かなり色の選択肢が限られますが)費用を抑えての採用が可能でした。ウィザースホームでは皆がALLタイルを選ぶと思うので少しはオリジナリティや異なる雰囲気が出せているのかな~と思います。

因みに、住友林業の場合は標準でシーサンドコートや土壁風のSODOという吹付塗装が選択できました。かなりデザイン的に魅了されましたが、上記でも十分満足できると判断しています。

とにかく、外壁は機能として防水性能が重要で水・水蒸気を躯体内に持ち込まない&持ち込んでも通気層から排出し躯体の劣化を防止する 事が重要ですね。

 

本日はここまで。

次回は引き続き壁(内壁)について考えていきたいと思います。